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ワイルダーがツイート「オルティス再戦にサイン」

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 ドミニク・ブラジール(米)との防衛戦から10日後、WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)が早くも次回防衛戦をアナウンスした。ワイルダーは28日、ツイッターでルイス“キングコング”オルティス(キューバ)と次回防衛戦を行う明かした。両者は昨年3月ニューヨークのバークレイズ・センターで対戦。ワイルダーが10回TKO勝ちを飾ったが、中盤オルティスの猛攻でストップ負け寸前のピンチに遭遇。オルティスはリマッチを希望していた。

次戦がV10戦となるワイルダー Photo/SUMIO YAMADA

 ワイルダーは「すべての私のファンのためにワイルダーvsオルティスⅡを実現する。我々は再戦にサインした。スケジュールは近々、発表される」と発信。アンソニー・ジョシュア(英)との統一戦、タイソン・ヒューリー(英)との再戦が関心を集める中、「苦戦した試合はできるだけ早く完全決着をつける」という自身の方針を強調した。ワイルダーは10度目の防衛戦となる。

 一方のオルティスは今週土曜日1日、ニューヨークに登場するジョシュアの当初の相手ジャーレル・ミラーがドーピング違反を犯した時、対戦相手の有力候補だった。しかし魅力的といわれたオファーを拒否。今回それを上回る金額が提示されたと推測される。


エストラーダが地元でクアドラスとV1戦計画

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■シーサケット・ソールンビサイ(タイ)との再戦に勝ち2階級制覇に成功したWBC世界S・フライ王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が8月24日、メキシコ国内で防衛戦を計画している。挑戦者候補に元同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)が挙がる。

シーサケットに勝利したエストラーダ Photo/SUMIO YAMADA

両者は17年9月「SUPERFLY」第1回で対戦。エストラーダが判定勝ちを飾った。クアドラスは今月25日、伊藤雅雪vsジャメル・ヘリングのリングでダニエル・ロサノ(米)に8回判定勝ちを収めている。

■WBCはフライ級王者チャーリー・エドワーズ(英)に対して1位フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)との指名試合を締結するよう通達した。交渉期間は6月7日まで。それまでにまとまらないと入札に持ち込まれる。エドワーズはIBF王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)との統一戦の可能性があったがWBCの勧告に応じるもようだ。

■前WBA・S・ウェルター級“スーパー”王者エリスランディ・ララ(キューバ)の復帰戦が8月31日予定される。ララによると相手は「カネロ・アルバレスの兄の一人」とのこと。S・ウェルター級のララには、元WBA暫定王者で石田順裕とも対戦した長兄リゴベルト“エスパニョール”アルバレスが適任に思えるが、すでに引退。現役のラモン・アルバレスが抜擢される見込みだ。

村田諒太が新パートナー迎え改良作業順調 ブラントとの雪辱戦まであと1ヵ月半

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 WBA世界ミドル級王者ロブ・ブラント(米)とのリマッチ(7.12エディオンアリーナ大阪)まで1ヵ月半となった前チャンピオンの村田諒太(帝拳)が30日、東京・神楽坂のジムでトレーニングを行った。

カルロス・トレーナーは村田に速く、多く打たせる

 村田は5月20日、23歳のウィンフレッド・ハリスJr(米=18勝9KO1敗)、22歳のアイザイア・スティーン(米=12勝10KO1無判定試合)という若くて大柄な2人のパートナーを迎えてスパーリングの真っ盛り。「初顔合わせの緊張感がよかった」とトップランクが送り込んだ2選手を歓迎した。

 とくにS・ミドル級のスティーンは「(自分より約8キロ)重くて速い、スタミナもある。すごくいいパートナー」だそうで、「いい練習ができている」と手ごたえを感じている様子だ。

 この日はスパーリングをしなかったが、足の動きとコンビネーションを重視したカルロス・リナレス・トレーナーとのミット打ちがスパーで実行できているのだろう。前日のスパー後、浜田剛史代表からは「すぐに試合ができるな」とほめられたという。

試合直前まで村田をサポートするスティーン(左)とハリス

 村田は「いままでの試合の中では心身ともに一番いいた状態だと思う。それが試合に出なければ意味はないけど、いいに越したことはない。あと1か月半あるので、これから崩れることも想定して、冷静にコンディションを見極めていきたい」と語った。

 6月2日にもう一人のパートナーが米国から来日し、練習の中身はこらからさらに濃くなっていく。昨年10月の王座陥落から半年あまり。リベンジマッチに向けての改良作業はいまのところ順調だ。

尾川堅一がIBF挑戦者決定戦出場「勝って恩返しを」

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 IBF・S・フェザー級4位の尾川堅一(帝拳)が同5位アジンガ・フジレ(南アフリカ)とIBF同級挑戦者決定戦を行うことが決まった。帝拳ジムが30日明らかにしたもので、日程は7月6日の後楽園ホール「ダイナミックグローブ」が候補になっている。

これまでサウスポーとの対戦が多い尾川は「右も左も関係ない」

 30日都内のジムに現れた尾川(23勝17KO1敗1無効試合)は「チャンスをもらって感謝している。しっかり勝って恩返ししたい。これに勝てば次も見えてくるけど、いまはこの試合に集中したい」と表情を引き締めた。

 対戦相手のフジレ(14勝8KO無敗)については、「サウスポーということくらいしか分からないけど、ファーマーよりやりづらいサウスポーはいないと思う。自分は右も左も苦ではない。これから対策を練りたい」とも話した。

 尾川は17年12月、ラスベガスで前出のテビン・ファーマー(米)との王座決定戦を制してIBF同級王座を獲得した。しかし、翌月にドーピング違反が発覚。尾川は潔白を主張したものの認められず、ベルトはく奪、試合は無効試合となり、日本ボクシングコミッションから1年間のサスペンド処分を受けた。

 どん底の状態からはい上がり、いまでは「(口にするものは)大げさなくらい気にしている」という尾川は、今年2月の再起戦で涙の勝利を挙げ、今回の挑戦者決定戦につなげた。

 現在のIBF王者は尾川と拳を交えたあとに戴冠したファーマーで、既に3度の防衛に成功している。尾川は「ファーマーに固執することはない。必ず世界チャンピオンになりたい」と決意を述べた。

近大出身の峯佑輔「名城二世目指し」六島ジム入り 元WBO・AP王者の坂本真宏は引退表明

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 六島ジムは30日、台北カップ優勝などアマで活躍した近大出身の峯佑輔(23)の入門会見を大阪市住吉区のジムで行った。峯は近大から六島ジムに所属してWBA世界S・フライ級王者に就いた名城信男・近大ボクシング部監督の指導を受けており、「名城監督に続いて世界を獲りたい」と抱負を語った。

六島入りの峯(左)と武市トレーナー

 大阪府柏原市生まれの峯は中学生までは空手を学び、興國高校に進学してボクシングを始めた。1学年上の桑原拓(東農大-大橋)とともに大鵬ジムでも練習を続け、3年の時に国体L・フライ級優勝、インタハイ同級準優勝。

 2015年、近大に進み、関西学生リーグは1年生から主力で活躍。同年、台北カップでフライ級優勝を飾り、17年の全日本選手権フライ級3位など成績を残している。右ボクサーファイターで、アマ成績は51勝10RSC12敗。

 会見では六島ジム・武市晃輔トレーナーが「峯選手は海外の大会での優勝経験があり、ここまで実績がある選手が六島ジムに来るのは初めて。目標は世界王者ですが、来年にはアジアのランキング入りを目指して指導していきます」と話した。7月7日にB級プロテストを受け、同月末にはデビュー戦を予定しているという。

 峯は「ずっとプロでやろうと思っていた。東京に行くことも考えたが、地元でやりたいと思い、名城監督が育った六島ジムで武市トレーナーに指導を受けることに決めました。とにかくお金を稼ぐことができるよう頑張ります」と決意を述べた。

小林(右)と武市トレーナーには報奨金

 また、枝川孝・六島ジム会長はこの日、WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ(26日・大阪市大第二体育館)で難敵のチャンピオン、ベン・マナンクィル(フィリピン)に10回TKO勝ちしたストロング小林佑樹(六島)と懸命の指導を続けた武市トレーナーにそれぞれ100万円の褒賞金を手渡した。

 OPBFなど4度目の挑戦で念願のチャンピオンベルトを手にした小林は帯封の100万円を手に「苦しい練習を続け、結果が残せました。この試合に備えて、サウスポーで戦えと言われたときは、もう見捨てられたのではと思いました。勝ててうれしかったですが、この現金をいただいた方がもっとうれしい」と最大級の感謝を表した。

 武市トレーナーは「マナンクィルは実績があるサウスポー。小林はサウスポーにまったく弱かったので、左構えで戦わせ、消耗戦に持ち込む作戦を立てた。小林もこの作戦を信じてよく戦ってくれた」と思わぬボーナスに満面の笑み。

 枝川会長によると小林と同じ日にWBOアジアパシフイック・フライ級王座決定戦でTKO負けを喫した大阪市大大学院院生の坂本真宏(六島)は試合後に引退を表明したという。昨年12月、中国・マカオで世界戦も経験した坂本は13勝9KO3敗。

福原辰弥がワンヘン挑戦 王座返り咲きなるか

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 WBC世界ミニマム級タイトルマッチの前日計量が30日、タイ・バンコク市内で行われ、王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)が47.5キロ、挑戦者4位の福原辰弥(本田フィットネス)がリミットの47.6キロで合格した。

王者ワンヘン(左)に福原が2度目の挑戦

 30歳のサウスポー福原(21勝7KO6敗6分)は17年2月、WBO同級暫定王座を獲得し、その、正規王者に昇格。同年8月の初防衛戦で山中竜也(引退)に敗れた。

 17年11月にワンヘンに挑戦して判定負け。今回はワンヘンへのリベンジ、世界王者返り咲きを目指す。これが通算4度目の世界戦。

 33歳のワンヘンはこれが11度目の防衛戦。フロイド・メイウェザーの無敗記録、50連勝を超える52連勝(18KO)をマークしており、今回も記録更新がかかる。Photo by SUMIO YAMADA

矢吹正道、松岡新、今川未来ら日本ランキング入り

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 日本ボクシングコミッション(JBC)は31日に最新5月度の日本ランキングを発表した。

 王座交代があったのはS・バンタム級とS・ウェルター級で、それぞれ久我勇作(ワタナベ)そして松永宏信(横浜光)が新チャンピオンとなった。またL・フライ級堀川謙一(三迫)、フェザー級源大輝(ワタナベ)、S・フェザー級末吉大(帝拳)が防衛テープを伸ばしている。

L・フライ級でランク入りの矢吹(左)

 新たにランキング入りしたのはL・フライ級2位矢吹正道(緑)、フライ級10位松岡新(大成)、S・フライ級12位今川未来(木更津GB)、フェザー級12位佐々木蓮(ワタナベ)、ライト級12位粕谷雄一郎(角海老宝石)、ウェルター級8位安藤暢文(高崎)。

今川(右)はS・フライ級ランカーとなった

 またOPBFミニマム級王座から滑った小浦翼(E&Jカシアス)は今月同級3位に。タイトル挑戦権利を有さない「13位以下ランキング」には、L・フライ級16位岩田翔吉(帝拳)、フェザー級17位殿本恭平(勝輝)らが入った。

18連勝の中谷潤人あすメイン 世界へアピール宣言

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 日本フライ級チャンピオンの中谷潤人(M.T)があす6月1日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインで、フィリップ・ルイス・クエルド(比)とS・フライ級10回戦を行う。前日計量はともに51.9キロでリミットの52.1キロをクリアした。

世界が見えてきた中谷(右)がクエルドを迎え撃つ

 2月の王座決定戦を制して日本王座に就いた中谷は当初、中野ウルフ(橋口)と初防衛戦を行う予定だったが、中野のけがで急きょ相手は比国バンタム級8位のクエルド(11勝4KO6敗1分)に変更。中谷は「こういうのは初めてで(動揺は)少しはあった」と認めながらも「いい経験としてとらえている」とあくまで前向きだ。

 というのも中谷が既に世界を視界にとらえているからだろう。デビューから18連勝(13KO)をマークし、世界ランキングはWBA15位、WBC3位、IBF12位、WBO4位。日本タイトル獲得で国内での世界挑戦が可能となり、「いつ(世界が)きても大丈夫な気持ちでいる」のだ。

 中学卒業と同時にプロの世界王者を目指し、アメリカで修業を積むなどして実力を磨いてきた中谷。今回のテーマに「ミスのない組み立て、無駄のない動き」を掲げた21歳は「しっかり勝って、世界に行ってもいいだろうと思われる試合をしたい」と笑顔で宣言。堂々のメインイベンターで大いにアピールするつもりだ。

 セミでは、元OPBF&日本S・ウェルター級王者で現日本ウェルター級6位のチャールズ・ベラミー(横浜光)が日本S・ウェルター級13位の清水優人(木更津グリーンベイ)と8回戦。昨年9月の対戦は2-1判定でベラミーが勝利しており、ダイレクトリマッチとなる。


日本ユース王座決定トーナメントが3階級で開催

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 日本プロボクシング協会は31日、日本ユース王座決定トーナメントを3階級で開催することを明らかにした。

 24歳以下の若手選手で争う日本ユース王座は協会主導で17年8月にスタート。18年9月には日本ボクシングコミッションが同王座を正式に認定し、ユース王者を日本王座に挑戦資格のない13位以下の日本ランキング対象としている。

 今年トーナメントが開催されるのはフライ級、バンタム級、S・フェザー級の3階級。各階級ともに準決勝は6回戦、王座決定戦は8回戦となっている。組み合わせは以下の通り。

フライ級に出場の日本9位白石

■フライ級王座決定戦(9.16大阪)
白石聖(井岡=8勝4KO1敗、日本同級9位)
 vs
湊義生(JM・加古川=8勝3KO2敗)

■バンタム級準決勝(日時未定)
髙田篤志(J中津=6勝3KO1敗3分)
 vs
石川春樹(RK蒲田=7勝5KO1敗)

石井渡士也(REBOOT=1勝1KO)
 vs
富施郁哉(ワタナベ=8勝1KO、日本同級15位)

勝利はすべてKOのS・フェザー級波田

■S・フェザー級準決勝(日時未定)
波田大和(帝拳=8勝8KO1敗)
 vs
大保龍球(神奈川渥美=6勝3KO2敗)

石井龍誠(伴流=7勝4KO5敗1分)
 vs
脇田将士(ミツキ=9勝4KO8敗2分、日本ライト級17位)

福原辰弥は8回負傷判定負け ワンヘン53連勝

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 WBC世界ミニマム級タイトルマッチが31日、タイのチャチュンサオで行われ、元WBO同級王者で挑戦者4位の福原辰弥(本田フィットネス)は王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に8回2分35秒負傷判定負け。王座返り咲きはならなかった。スコアは79-72、78-74×2。

福原(右)は手数を出してくらいついたが及ばず

 両者は17年11月以来のリマッチ。前回判定負けのサウスポー福原は雪辱に燃えて積極的スタートを切ったかに見えたが、2回に左目上部をカットしてしまう。序盤は接戦ながらワンヘンが右を当ててやや優勢か。

 中盤もワンヘンがペースを握り、迎えた8回、ワンヘンが偶然のバッティングで右目上部をカットすると、これで試合続行不可能となり、試合が終わった。ワンヘンの傷が浅いように見え、日本側からはストップが早いのではないかと疑問の声も上がった。

 ワンヘンは11度目の防衛成功で、デビュー以来の連勝を53(18KO)に伸ばした。福原は21勝7KO7敗6分。日本人選手のタイでの世界戦はこれで通算24敗1分。暫定戦では13年に江藤光喜(白井・具志堅S)がWBA王座を獲得している。Photos/SUMIO YAMADA

■ミニマム級世界王者
WBA ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)
WBC ワンヘン・ミナヨーティン(タイ)
IBF ディージャイ・クリエル(南ア)
WBO ビック・サルダール(比)

元日本王者の戸部洋平が引退式 第2の人生は公務員

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 31日後楽園ホールの「三迫一門会」で元日本S・フライ級チャンピオン、戸部洋平(32歳=三迫)の引退式が行われた。

10カウント・ゴングを聞く戸部

 リングに上がった戸部は「デビュー戦でこのリングに立った日のことを昨日のことのように思い出します。プロになって8年間、たくさんの人に応援してもらえたことは一生の宝です」とあいさつした。

 拓大出身の戸部は09、10年の国体を連覇して11年2月にプロデビュー。強気のボクシングが売りで、14年4月、江藤大喜との王座決定戦を制して日本S・フライ級王座に就いた。

 初防衛戦で石田匠(井岡)に敗れたものの、16年には南アフリカでWBAインターコンチネンタル王座を獲得。しかしその後はけがでブランクを作るなど苦しみ、18年6月の試合を最後に引退となった。生涯プロ戦績は13勝9KO3敗1分。

 戸部は既に地元の千葉県鴨川市役所に勤務し、第2の人生をスタートさせている。

藤北誠也がTKO勝ち、中川麦茶と三浦仁はドロー

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 第68回三迫一門会「GENKOTSU」が31日、後楽園ホールで開催された。メインのL・フライ級8回戦は、日本フライ級6位の藤北誠也(三迫)が日本L・フライ級14位の成塚亮(ワタナベ)に4回終了TKO勝ちした。

藤北(右)は徐々に右のタイミングを合わせていった

◇L・フライ級8回戦
藤北誠也(三迫)[TKO4回終了]成塚亮(ワタナベ)
 昨年10月、望月直樹(横浜光)とのランカー対決に敗れた藤北はクラスを下げての再起戦。スピードのある成塚と対戦した。

 序盤は成塚の動きが良かったが、3回に偶然のバッティングで成塚が前頭部から出血すると、試合は打撃戦に突入。互いに右を打ち込む白熱の内容となった。しかし成塚のダメージが思いのほか深く、インターバルでセコンドが棄権を申し入れた。藤北は13勝6KO4敗。成塚は9勝9敗1分。

富岡のボディでボディオンガンは苦悶

◇ライト級8回戦
富岡樹(REBOOT)[KO2回1分42秒]マルボン・ボディオンガン(比)
 長身の富岡はスタートからワンツー、左ボディをていねいに打ち込み、左フックで迫るボディオンガンにダメージを与えた。2回、左ボディを突き刺して10カウントを聞かせた。

 OPBFライト級王者の中谷正義(井岡)、S・フェザー級上位ランカーの正木脩也(帝拳)と実力者に連敗した富岡は久々の勝利に笑顔。戦績は6勝2KO2敗1分。日本で5連続KO負けのボディオンガンは15勝11KO9敗2分。

◇S・バンタム級8回戦
遠藤清平(RK蒲田)[TKO2回25秒]馬庭大樹(ONE・TWO・S)
 日体大出身で17年にB級デビューのサウスポー遠藤は初回、右フックでダウンを奪う立ち上がり。その後も上下に打ち分けて馬庭を攻め、2回にラッシュしたところで馬庭コーナーが棄権を申し出た。遠藤は3勝3KO2敗。馬庭は7勝4KO4敗1分。

三浦(左)は中川を苦しめたが、中川も踏ん張った

◇56.0キロ8回戦
中川麦茶(角海老宝石)[引き分け1-1(76-75、75-76、76-76)]三浦仁(三迫)
 日本S・バンタム級4位の中川は1月、日本王座決定戦で田村亮一(JBS)に敗れて以来のリング。初回、三浦とポジションが入れ替わった瞬間、振り向きざまに右を決めてダウンを奪った。

 しかし2回以降、日本同級20位の三浦が圧力をかけて長身の中川を巻き込んでいく。中川は右をヒットするシーンもあるが、三浦のジャブ、ボディを被弾。6回には三浦の右が立て続けにヒットしたものの、中川も踏ん張り、三浦がパンチで右目上部をカットした。

 7、8回は両者の意地のぶつかり合い。三浦は鼻血を大量に流しながら前に出続けたが、逆転にはあと一歩及ばなかった。中川は24勝14KO6敗2分。三浦は10勝1KO3敗2分。

◇フライ級6回戦
田中康寛(輪島功一S)[3-0(59-55×2、60-54)]白鳥光芳(T&T)

◇S・フライ級6回戦
矢野乃莉守(花形)[3-0(58-55×3、57-566)]かねこたけし(REBOOT)

ジョシュアあす米国デビュー戦 リーチ差は25センチ

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 ヘビー級の3冠統一王者アンソニー・ジョシュア(英)の米国デビュー戦の計量が31日、会場となるニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われ、WBA“スーパー”・IBF・WBO統一王者ジョシュアが247ポンド1/2(112.26キロ)、挑戦者アンディ・ルイス(米)が268ポンド(121.56キロ)を計測。明日のリングを待つことになった。

統一王者ジョシュア(左)と体重で上回ったルイス

 29歳同士。体重では9キロほど重いルイス(32勝21KO1敗)だが、身長では10センチ、リーチは25センチもジョシュア(22勝20KO無敗)が上回る。勝敗はもとよりジョシュアは試合内容が問われるが、チーフトレーナーのロブ・マックラッケンは「(ドーピング違反でアウトになった)ジャーレル・ミラーよりもルイスの方が強い」と警戒している。

 両者の共通の相手、前WBOヘビー級王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)にジョシュアは判定勝ち、ルイスは王座決定戦で0-2判定負けと自ずと予想はジョシュア絶対有利。ルーツのメキシコ系初の世界ヘビー級王者を目指すルイスはメキシコのバンダナを頭に巻いて気合を入れた。

王者スミス(左)と2階級制覇を目指すエンダム

 セミ格のWBA・S・ミドル級タイトルマッチは、WBA“スーパー”王者カラム・スミス(英)が167ポンド1/2(75.98キロ)、挑戦者のアッサン・エンダム(カメルーン=フランス)が166ポンド(75.30キロ)を計測しリミット168ポンドをクリア。

 また女子のライト級4冠統一戦はWBC・IBF・WBO統一王者ケイティ・テイラー(アイルランド)が134ポンド1/2(61.01キロ)、WBA王者デルフィネ・ペルスーン(ベルギー)ガ130ポンド1/2(59.19キロ)でリミット135ポンドに合格した。Photos by Ed Mulholland, Mark Robinson

中谷潤人が初回KO勝ち 無傷19連勝で世界アピール

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 日本フライ級チャンピオンの中谷潤人(M.T)が1日、後楽園ホール「ダイナミックグローブ」のメインに登場。S・フライ級10回戦でフィリピン・バンタム級8位のフィリップ・ルイス・クエルドに1回1分23秒KO勝ちした。中谷はデビューから19連勝(14KO)をマーク。

中谷の左ボディブローが初回に炸裂した

 サウスポー対決。WBC3位、WBO4位など4団体で世界ランキング入りしているホープ中谷が初回から攻めた。あいさつがわりに力強いジャブ、左ストレートを放つと、クライマックスは突然訪れた。

 中谷が踏み込んで左フックをボディに打ち込むと、鈍い音とともにクエルドが悶絶。10カウントとなった。

控え室で笑顔を見せる中谷

中谷潤人の話「世界? 19戦させてもらって、今日もいい形で勝てたので、チャンスがあれば。タイミングがあるので。できるだけ早いほうがいいですけど。自分の距離で戦うのは大事ですけど、自分からつぶしていくことも必要だと思う」。敗れたクエルドは11勝4KO7敗1分。

 試合の模様はCS放送の日テレジータスで5日(水)22時30分から放送される。

清水(右)は難敵チャーリーに雪辱成功

◇151ポンド8回戦
清水優人(木更津グリーンベイ)[3-0(77-76、77-75、78-74)]チャールズ・ベラミー(横浜光)
 昨年9月に対戦した両者がダイレクトリマッチ。前回2-1判定で勝利した元日本&OPBF王者のベラミーが圧力をかけ、清水がアウトボクシングという構図は前回と同じだった。

 清水がまとめたかと思えば、ベラミーの右がまり、今回も競った展開が続いた。清水は足を動かしながらワンツー、左フックで丁寧に攻め、チャーリーの右を最小限に食い止めてジャッジの支持を得た。日本ウェルター級13位の清水は13勝5KO4敗2分。日本同級6位の38歳、ベラミーは28勝18KO3敗2分。

豊嶋(右)は初回からアグレッシブだった

◇ウェルター級8回戦
豊嶋亮太(帝拳)[TKO3回1分56秒]ウォン・ウーミン(韓)
 日本ウェルター級7位の豊嶋が初回から対日本人3KO勝ちのウォンを攻めた。ウォンは右ストレート、左フックで対抗したが、豊嶋のボディ打ちが有効。2回にはウォンにロープを背負わせてダメージを与え、3回にパンチをまとめたところでストップとなった。豊嶋は11勝8KO2敗1分。ウォンは10勝6KO2敗。

石澤はデビューから6連続KO勝利

◇ミニマム級8回戦
石澤開(M.T)[TKO4回2分52秒]シレム・セラン(インドネシア)
 日本ミニマム級9位の石澤は初回からガードを固めてインドネシアL・フライ級王者セランに圧力をかけた。2回に左アッパーから右ストレートで2度のダウンを奪うと、その後セランの右をもらうシーンもあったが、3回に右で3つ目、4回に4つ目のダウンを奪ってストップとなった。石澤はデビューから6連続KO勝ち。セランは13勝1KO20敗2分。

◇フェザー級6回戦
峯田光(帝拳)[3-0(58-57×2、59-56)]木村元祐(JM・加古川)

まさかの大番狂わせ! ジョシュア7回TKO負け ルイスがメキシコ系初のヘビー級王者に

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 マイク・タイソンvsバスター・ダグラス戦以来の大番狂わせが起こった──。1日(日本時間2日)ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで挙行された世界ヘビー級タイトルマッチは、挑戦者のアンディ・ルイスJr(米)がIBF・WBO・WBA“スーパー”王座を保持するアンソニー・ジョシュア(英)に7回1分27秒TKO勝ち。メキシコ系初のヘビー級王者に就き、3冠を手中に収めた。

 1、2ラウンド気後れすることなく王者に対峙したルイスに3回、ジョシュアの左フックが炸裂。ルイスがマットに叩きつけられる。ところが再開後、ルイスが猛然と反撃。左フックが効いたジョシュアは追撃でリング中央にダウン。勢いづいたルイスは懸命にチャージ。右でダメージを受けたジョシュアはロープ際に2度目のダウンを喫する。

 ジョシュアが起き上がったところでゴングが鳴り会場は大興奮。4回、立て直しを図った王者は5回にも左でのけ反らせるなど反撃態勢。ルイスは左目が腫れ出す。しかし6回、左右でまた沸かせたルイスは7回、強烈な連打で王者を前のめりに倒す。カウント後また連打に捕まり王者はヒザをつく。起き上がりコーナーに下がったジョシュアは戦意喪失。様子を観察したマイケル・グリフィン主審がストップをコールした。

 米国デビュー戦となったジョシュアはコンディション不良だったのか、それとも相手を甘く見たのかディフェンスの拙さと打たれもろさが目立った。

 一方、殊勲のルイスは「不可能と言われたことを可能にしたのがうれしい。夢が実現した。(3回に)初めてダウンを喫したけど、メキシカンの血で挽回できた。ラウンドが進むごとに好調になった」と喜びを口にした。33勝22KO1敗。初黒星のジョシュアは22勝21KO1敗。「アメリカと私と戦ってくれたルイスに感謝したい」と清く語った。


スミスがエンダム撃沈 WBA・SM級スーパー王座V1

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 ジョシュアvsルイスのヘビー級タイトルマッチのセミで行われたWBA・S・ミドル級“スーパー”王座戦は、王者カラム・スミス(英)が挑戦者の元WBAミドル級王者アッサン・エンダム(カメルーン=フランス)に3回2分56秒TKO勝ち。同胞ジョージ・グローブスから奪ったベルトの初防衛を果たした。

 両者が対峙するとスミスの長身が目立つ。初回終了間際、スミスの左フックでエンダムはマットに落下。相変わらず打たれもろい。2回にも左フックをテンプルにもらった挑戦者は22度目のダウン。ここは動き回って生き延びたエンダムだが、3回ロープへ送られ連打を食らう。そしてスミスが右クロスをクリーンヒットするとエンダムは90度の角度で背中からキャンバスへダイブ。辛うじて起き上がったもののダメージが深くストップされた。

 スミスは26勝19KO無敗。WBAのS・ミドル級はスミスを頂点に“レギュラー”王者にカネロ・アルバレス(メキシコ)、“ゴールド”王者にレノックス・アレン(ガイアナ)、暫定王者にジョン・ライダー(英)が君臨する異常事態になっている。エンダムは37勝21KO4敗。

近大と芦屋大が敗れる 関西学生リーグで波乱

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 アマチュアの第73回関西学生ボクシングリーグ戦第3週は2日、大阪・吹田市の関西大学ボクシング場で1部リーグ戦3試合などが行われた。昨年優勝の近大が大阪商大に4-5で敗れ、2位の芦屋大も同志社大に3-6で敗れる波乱が起きた。関西大は関西学院大に7-2で下して初勝利をマークした。

 この結果、近大、芦屋大、同志社大、大阪商大の4校が2勝1敗で並び、優勝争いは予断を許さない状況になった。

 第4週は9日午前11時から1部リーグの近大-同志社大、芦屋大-関西学院大、大阪商大-関西大学と2部リーグ2試合などが行われる。入場無料。

大商大ウェルター級の丸石(左)は連打が冴えた

◇大阪商大5-4近大
 大阪商大が鮮やかな逆転勝利を飾った。L・フライ級、フライ級で近大がポイントをあげ、バンタム級は1勝1敗。近大が軽量級で3-1とリードした。

 しかし、ここから大阪商大が勢いをみせた。ライト級の山原武人、中谷七都の2年生コンビがともにダウンを奪い、手数で圧勝。L・ウェルター級の細野勝梧(2年)も同じサウスポーの中勇人(4年)に積極的に打って出て、打撃戦を制して、あと1ポイントとした。

 ウェルター級の丸石迅矢(4年)は今季絶好調。左の岩崎淳平(4年)を終始追い詰めて、手数で上回り5-0の判定勝ちをおさめて、連覇を狙う近大に黒星をつけた。近大はミドル級の主将・細野恭兵(4年)が打撃戦を制したものの、大阪商大の2年生に3連敗したのが敗因となった。

同志社大はウェルター級小林(右)が勝利を決めた

◇同志社大6-3芦屋大
 同志社大が芦屋大戦初勝利をあげた。L・フライ級のルーキー、平野拓真が軽快なフットワークから要所でパンチをまとめて小林豪己(4年)に3-2で競り勝って先手を取った。

 フライ級はルーキーで2勝をマークしている原田真都がバッティングで1回に負傷。判定で敗れてしまったが、バンタム級の宮垣仁(2年)が芦屋大の主将、田井宜広(4年)を開始からロープを背負わせる展開に持ち込んで3-2の際どい判定勝ち。

 芦屋大はバンタム級のルーキー、穴口一輝、ライト級の阪口夏樹(4年)がポイントをあげて3-2とリードしたが、ここから同志社大が地力を発揮した。ライト級・増田将(3年)、ウェルター級・北山涼汰(3年)が連勝して4-3とし、ウェルター級の小林将太(3年)が上田飛雄吾(3年)を一方的に攻め抜いて5-0の判定勝ち、念願の芦屋大戦勝利をマークした。さらにミドル級も主将の桜井二世(4年)がダウンを奪うなど新城奈津(3年)に打ち勝った。

三代大訓が竹中良、齊藤裕太は鈴木悠介と防衛戦

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 7月27日後楽園ホールで開催される「DNGAN226」で3つのタイトルマッチが行われる。OPBF・S・フェザー級王者の三代大訓(ワタナベ)は元OPBFフェザー級王者の竹中良(三迫)と、日本バンタム級王者の齊藤裕太(花形)は指名挑戦者の鈴木悠介(三迫)と防衛戦に臨む。

王者の三代(右)と2階級制覇を狙う竹中

 中央大出身でデビューから7勝2KO1分をマークしている三代は3度目の防衛戦。「この階級で強いと言われている日本人と対戦したい」と常日頃から国内最強の証明を志す王者が竹中を迎える。

 OPBFフェザー級王座を3度防衛した竹中(18勝11KO5敗1分)はクラスを上げて再浮上を狙う34歳の実力者。3月には中国に遠征して星を落としているが、三代にとって気を抜けない相手であることは間違いない。

カーニバルで敢闘賞を受賞した齊藤(右)

 病を克服して再起した齊藤(12勝9KO9敗3分)は4月、暫定王者木村隼人(ワタナベ)との統一戦を5回TKOで制し、波に乗ってのV2戦。日本王座初挑戦のサウスポー鈴木(10勝7KO3敗)も好戦的なだけに、激しい打撃戦が期待される。

 また前座では、日本L・フライ級1位の佐藤剛(角海老宝石)と近大出身でデビューから3連勝(2KO)の芝力人(RK蒲田)が日本ユースL・フライ級王座決定戦を行う。

女子最強決定戦実現 藤岡奈穂子vs天海ツナミ 7.12村田諒太の“裏”で女子世界王者対決

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 WBA女子世界フライ級王者の藤岡奈穂子(竹原&畑山)とWBO女子世界L・フライ級王者の天海ツナミ(山木)が3日、日本ボクシングコミッションで会見し、7月12日後楽園ホールで、藤岡の保持するWBA王座をかけて対戦すると発表した。

藤岡(右)と天海、以前も対戦話はあったという

 男女を通じて日本人初の5階級制覇を達成した43歳の藤岡(17勝7KO2敗)と、2階級制覇を決めた昨年の試合で18年女子年間MVPに輝いた34歳の天海。竹原慎二会長が「女子の中ではこの2人が1番と2番」という真の女子最強を決める一戦が実現した。

 そもそもは藤岡の防衛戦の相手がきまらなかったことから、プロモーターの一力ジム、小林一会長が天海サイドに対戦を打診。天海は6月30日にメキシコで防衛戦が決まっていたが、「藤岡さんとできるなら(WBO王座を)返上してもかまわない。勝てば3階級制覇にもなる」と二つ返事で快諾した。

 会見した藤岡は「いま国内で組める最高のカードじゃないかと思う。期待以上の試合ができるように仕上げて当日を迎えたい」。天海は「藤岡さんが(自分が保持していた)WBA・S・フライ級チャンピオンになったとき(13年11月)からいつかやると思っていた。女子ボクシングを知っている人には注目のカードなので面白い試合をしたい」と決意を述べた。

互いによく知る仲、フェイスオフはなかなか顔が作れず…

 7月12日はエディオンアリーナ大阪で、前WBAミドル級王者の村田諒太(帝拳)が現王者ロブ・ブラント(米)とリベンジマッチ、WBC・L・フライ級王者の拳四朗(BMB)のV6戦があり、女子最強対決とバッティングしている。

 ビッグイベントの影響が心配される中、藤岡は「村田選手は2回目の相手だけど、こちらはありそうでなかったカードで新鮮味がある」と女子第一人者らしく堂々とアピールした。セミではIBF・S・ライト級13位の近藤明広(一力)が無敗の日本同級7位、平岡アンディ(大橋)と対戦する。

【動画あり】山中慎介バンタム級トーナメント抽選会アマ出身と叩き上げが100万円&副賞争奪戦

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 元WBCバンタム級V12王者の山中慎介さんがアンバサダーを務める「山中慎介presents GOD’S LEFTバンタム級トーナメント」の出場選手発表と組み合わせ抽選会が4日、日本ボクシングコミッションで行われた。

優勝者には“神の左”山中さんから副賞も

 会見には出場7選手中、日本バンタム級11位の山下賢哉(JBS)、日本同級10位の荒木哲(斉藤S)、芦屋大出身の中嶋一輝(大橋)、平成国際大出身の堤聖也(ワタナベ)、駒沢大出身の南出仁(セレス)が出席した。

 抽選は山中さんが選手の名前の書いたボールを引き、その選手がトーナメント表に自分のネームプレートを入れるという形式で行われた。

 自らを「優勝候補」と自己紹介した南出が荒木を指名すると、「ラブコールされたので」と荒木が初戦で南出を選択。堤がシードを選び、欠席者は代理人がネームプレートを入れて組み合わせが決まった。

 優勝者には100万円の賞金のほか、山中さんから高級腕時計、スポンサーの東京上野クリニックから副賞が贈られる。山中さんは「強いヤツとやりたいという思いで参加してくれた選手に感謝したい。7月23日の初戦に向けていいパフォーマンスを見せてほしい」と選手を激励した。

■1回戦(7月23日・後楽園ホール)
南出仁(セレス)3勝3KO アマ43勝15KO・RSC22敗
 vs
荒木哲(斉藤S)14勝2KO1敗1分 前日本ユース・バンタム級王者、日本バンタム級10位

渡辺健一(ドリーム)7勝4KO4敗1分
 vs
中嶋一輝(大橋)6勝5KO、日本バンタム級20位 アマ72勝30KO・RSC15敗

山下賢哉(JBS)13勝10KO5敗 14年全日本フライ級新人王、元日本ユースS・フライ級王者、日本バンタム級11位
 vs
相川学己(三迫)9勝3KO7敗1分 日本S・バンタム級14位

■準決勝(10月31日・後楽園ホール)
堤聖也(ワタナベ)5勝4KO アマ84勝40KO・RSC17敗

■決勝(20年1月未定・後楽園ホール)

左から南出、荒木、中嶋、山中さん、山下、堤

南出「優勝候補の南出です。しっかり優勝して日本タイトル、世界に向けて羽ばたきたい」

荒木「強い選手が出場しているトーナメントに、地方からチャレンジしていくのは面白いと思った。ここから上にいきたい」

中嶋「全部倒して優勝したい。会長から話をもらったときはチャンスが巡ってきたと思い、即答で出ると返事をした」

山下「アマのエリートがすごい選手が多いけど、自分も酒場の喧嘩の経験を生かしてアマのエリートに対抗したい。トーナメントで負けたことはない」

「一番面白い試合をして一番強いことを証明したい。S・フライ級でやっていこうと思っていたけど、これはおいしい大会だと思った」

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