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IBF世界バンタム級新王者の西田凌佑(27=六島)に28日、真新しいチャンピオンベルトが届き、大阪市のジムでお披露目した。同時に枝川孝・六島ジム会長から西田と武市晃輔トレーナーに報奨金300万円が手渡された。
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西田は今月4日、エディオンアリーナ大阪で世界初挑戦。王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に4回、左ボディパンチでダウンを奪い、不利と言われた試合に完勝した。
ベルトを手にした西田は「チャンピオンになった実感があらためてわいてきました」と笑顔。武市トレーナーとともに300万円を受け取り、「びっくりです。両親にも渡したい」と親孝行の一面ものぞかせた。
6月からジムワークを再開する。ジム側は今秋を目標に防衛戦を計画しているが、具体的な内容は未定。バンタム級は主要4団体の世界王者を日本人選手が占めており、西田は「その中でも一番強いと言われる存在になりたい」と抱負を語った。