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重岡銀次朗が元王者タドゥランとIBFミニマム級V3戦 7.28滋賀県で初の世界タイトル戦

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 IBFミニマム級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)が7月28日、滋賀ダイハツアリーナ「奥井グループpresents 3150FIGHT vol.9」で同級1位ペドロ・タドゥラン(フィリピン)と3度目の防衛戦を行うことになった。

V3戦が決まった重岡銀次朗

 指名挑戦者のタドゥラン(27=16勝12KO4敗1分)はサウスポーのファイター。19年9月の王座決定戦でIBFミニマム級王座を獲得し、のちの王者ダニエル・バジャダレス(メキシコ)とドローで初防衛、V2戦でレネ・マーク・クアルト(フィリピン)に王座を奪われた。KO負けがないというタフネスが売りだ。

29日、ワタナベジムで会見した銀次朗(24=11勝9KO1無効試合)は「好戦的で、今まで対戦した中でも強い選手。根性のある相手を倒してこそ評価される。メインもずっとやっていなかったので気合いが入る」と世界戦4試合連続KO勝利を宣言。町田主計トレーナーは「いつも通り上と下で1回ずつ倒そうと話している」と具体的なKOプランを口にした。

 日本記録となるV13超え、海外進出を目標に掲げる銀次朗は今月、プエルトリコで開かれたIBF総会に招待され、年間KO賞(クアルト戦)を受賞した。その際、WBOミニマム級王座を11度、同L・フライ級王座を5度防衛したイバン・カルデロン氏のジムで練習をしたという。

 名王者から「もっと頭を振れ」、「動き続けろ」とアドバイスを受けた銀次朗は「動き続けるのは自分の課題で、いまそれに取り組んでいる。頭を振るクセもつけたい」と話し、V3戦では進化した姿を披露する意気込みだ。今後はフィリピンからスパーリング・パートナーを2人呼び寄せ、本格的な準備に入る。

 また、今回の試合は滋賀県で初の世界タイトルマッチとなる。3150FIGHTプロモーターの亀田興毅氏は「今年から全国各地を回っていく。地方の人たちに生の世界タイトルマッチを届けたい」と語った。試合の模様はABEMAで生中継される。

■7.28「3150FIGHT vol.9」(滋賀ダイハツアリーナ)
◇IBFミニマム級タイトルマッチ12回戦
王者 重岡銀次朗(ワタナベ)×挑戦者 ペドロ・タドゥラン(フィリピン)

◇フェザー級8回戦
ペテ・アポリナル(フィリピン)×中川抹茶(スパイダー根本)

◇S・フライ級8回戦
岩﨑圭祐(オール)×森野大地(フュチュール)

◇S・フライ級8回戦
近藤冬真(蟹江)×花田颯(KWORLD3)

◇52.8キロ6回戦
リム・シーブラム(カンボジア)×森脇龍星(KWORLD3)

◇58キロ6回戦
福濱統我(ディアマンテ)×マジスカ小坂(KEORLD3)


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