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東洋太平洋S・フェザー級タイトルマッチが1日、後楽園ホール「WHO’s NEXT DYNAMIC GLOVE ON U-NEXT Vol.17」のメインで行われ、挑戦者2位の波田大和(帝拳)がチャンピオンの坂晃典(仲里)に3回2分32秒TKO勝ち。新チャンピオンに輝いた。
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元日本フェザー級、S・フェザー級王者の坂は2月、鯉渕健(横浜光)との決定戦を制して王座を獲得。波田は22年10月、のちの日本王者、原優奈(真正)との挑戦者決定戦に敗れてから2連勝。ともにKO率の高い強打者対決が実現した。
坂がジワジワとプレスをかけ、サウスポーの波田がこれを迎え撃った。1分半過ぎ、波田の左で坂の頭が跳ね上がる、右フックも決まったが、坂は動じない。上体でリズムをとりながら前に出て、波田のボディを狙っていった。
波田は坂のプレスをフットワークでしのぎながら、左ストレート、右フックを当てて試合を進めた。3回、坂が攻勢に出たところで、波田の右フックが炸裂、坂がフラフラとなり、ダウンが宣告された。再開後、坂のダメージは深く、波田が畳みかけたところで主審が坂を救った。
大相撲の元小結、旭道山を伯父に持ち、父親が行司の波田は15勝14KO2敗。坂は23勝20KO8敗。
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