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日本ボクシングコミッション(JBC)は5日、福重浩輝(KWORLD3)を6ヵ月のライセンス停止処分にしたと発表した。これまでの自粛期間を考慮してライセンス停止は10月末日まで。
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JBCの認定した事実は、福重が3月8日、昨年12月3日に発生した恐喝事件の容疑者として逮捕・拘留され、3月27日に不起訴処分になった、22年12月に格闘技イベント「キングダム」に主催者の立場として参加した、格闘技イベント「ブレイキングダウン」に出場選手とともに入場した―の3つ。
福重が逮捕された事件では一緒に逮捕された複数名が略式起訴され、大きく報道された。JBCはこれを「ボクシング界の秩序、風紀を乱す」規律違反行為と認定した。
格闘技イベントへの関与はJBCルールで禁じられている中、福重は「キングダム」にゲスト解説者として紹介され、実況席に座った。「ブレイキングダウン」には2度にわたり出場選手と一緒に入場した。JBCはこのいずれもを「関与」と認定した。
31歳の福重は21年12月プロデビュー。当初のリングネームはヒロキング。戦績は4勝3KO2敗1分。KWORLD3ジムは3月、福重が逮捕された際に謝罪の書面を発表。6月30日に予定していた福重の試合をキャンセルした。