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WBCがジャッジ6人制の導入を模索 スライマン会長が前向き

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 WBCのマウリシオ・スライマン会長=写真=が6人ジャッジの導入を押している。いまのところ他団体が追従する気配はない。ボクシングシーンが報じた。

 スライマン会長は先月18日、サウジアラビアで行われたオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)とタイソン・フューリー(英)のヘビー級4団体統一戦で、6人の審判を配置するようキャンペーンを行った。しかし他団体やプロモーターが受け入れず、3人の審判が採点を行った。

 ヘビー級4団体統一戦は2-1でウシクが勝利。スライマン会長は「採点には満足している。非常に接戦だった」と当該試合の採点を評価。その上で「我々の立場は、論争を避けるために常に最善の可能性を追求することであり、それが6人ジャッジを推し進める理由だ」と話している。

 WBC本部の置かれるメキシコでは6人制をすでに数回実施しており、WBCは今後も6人ジャッジを模索していく模様。ただしジャッジの数が倍になればプロモーターの負担も増えるし、人数が倍になればより正確性が増すというデータもいまのところはなく、普及の見通しは立っていない。


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