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IBF世界バンタム級王者、西田凌佑(27=六島)が17日、母校の近大ボクシング部を訪問、校友会や名城信男ボクシング監督、部員の歓迎を受けた。
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新しいチャンピオンベルトを持参した西田は「関西学生リーグ優勝が目標で(奈良・王寺工高から)近大ボクシング部に入部。4年生の時に優勝でき、しっかりがんばれば結果を残すことができることを学んだ。みなさんの応援のおかげで世界チャンピオンになることができました」とあいさつ。
近大校友会副会長の中島茂・近大スポーツ振興担当理事から校友会からの祝い金、名城監督から花束が贈られた。贈呈式にはボクシング部同期でアマ全日本女子3連覇の妻沙捺さん(27)、長女莉奈ちゃん(3ヵ月)も同席した。
枝川孝・六島ジム会長は初防衛戦について、まだ具体化はしていないが、年内に地元・大阪開催を予定しているという。その際、会場の候補に上がったのが近大記念体育館。1万人収容で、かつて近大OBの赤井英和、2冠王者の井岡弘樹の世界戦が開催されている。西田は「日本にはほかに3人のバンタム級世界王者がいるので、母校で統一戦ができれば」と意欲をみせた。
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