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日本プロボクシング協会(小林昭司会長)は18日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)で第44回チャンピオンカーニバルの各賞選考会を開き、最優秀選手賞(MVP)に日本S・ライト級王者の李健太(帝拳)を選出した。また技能賞にはフェザー級の松本圭佑(大橋)、敢闘賞にS・バンタム級下町俊貴(グリーンツダ)、殊勲賞にS・フェザー級奈良井翼(RK蒲田)の各チャンピオンが選ばれた。
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今年のカーニバルは2月13日のS・ウェルター級戦(出田裕一-小林征貴)でスタートし、5月4日のウェルター級戦(豊嶋亮太-坂井祥紀)がラスト。ミニマム~ミドルの13階級で行われ、内容も充実していた。これには、近年では珍しく空位の王座決定戦が1試合のみで「チャンピオン対最強挑戦者」のうたい文句に偽りがなかったことも影響したに違いない。
MVPの李は4月9日の同級タイトルマッチで王者藤田炎村(三迫)に10回判定勝ち。前評判の高かった好カードを制して王座奪取に成功したことが評価された。カーニバル四賞の表彰式は7月中に行われる予定で、MVPの李には賞金30万円と「YOSHIDAYA」のオーダースーツがプレゼントされる。松本、下町、奈良井の各選手にも賞金10万円ずつが贈られる。