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WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は18日(日本時間19日)、L・フライ級王者ジョナサン“ボンバ”ゴンサレス(プエルトリコ=写真)が王座を返上。新ランキングでフライ級1位になるとX(旧ツイッター)で発表した。
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ゴンサレスはフライ級でキャリアを進めていたが、田中恒成(畑中)に挑戦してKO負け。L・フライ級に階級を落としエルウィン・ソト(メキシコ)に判定勝ちで王座獲得。マーク・アンソニー・バリガ(フィリピン)、岩田翔吉(帝拳)を下して防衛を果たした。
その後、WBC&WBA統一L・フライ級王者、寺地拳四朗(BMB)との3団体統一戦が決まったが、肺炎のため中止。その後ニカラグアで予定された防衛戦も病気でキャンセルした。今年3月、プエルトリコで16ヵ月ぶりに復帰し同国のレネ・サンティアゴに判定勝ちで3度目の防衛に成功した。
海外メディアの中には寺地がフライ級進出をほのめかしていることからゴンサレス(28勝14KO3敗1分)は寺地を追いかけて王座を返上に踏み切ったのではと伝えるところもある。
現在WBO・L・フライ級は1位が岩田、2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)が占める。空位のWBOフライ級王座は1位加納陸(大成)と2位アンソニー・オラスクアガ(米)が7月20日、王座決定戦を行う。勝者がゴンサレスと防衛戦という展望が見えてくる。