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WBOアジアパシフィックS・ミドル級タイトルマッチ12回戦が25日、後楽園ホール「Lemino BOXING フェニックスバトル117」のセミで行われ、挑戦者1位で日本同級王者の帝尊康輝(一力)は王者ユン・ドクノ(韓国)に1回1分25秒TKO勝ち。東洋太平洋ミドル級、日本S・ミドル級に続く王座獲得に成功した。ユンは初防衛に失敗。
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開始1分、ユンの踏み込んでの右フックが炸裂、身長190センチの帝尊が尻からキャンバスに沈んだ。立ち上がった帝尊に対し、ユンが畳みかけ、帝尊をコーナーに追い込んでラッシュ。ここで大ピンチの帝尊の左がカウンターとなってヒットすると、ユンの体がグラリと揺れてダウン。ユンは脚がけいれん。主審がTKOを宣告した。
帝尊は17勝14KO5敗3分。ユンは8勝6KO2敗。勝利者インタビューで帝尊は「ヤバかったですね。(ダウンしたときは)オレ何しに来たんやと思いました。日本を代表して負けられない。気持ちでがんばりました。僕も10年以上プロでやって、S・ミドル級は日本人がアピールできない階級だけどナメられたくない。強い日本人がいるとアピールしていきたい」と話した。