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ドイツ・ハンブルクで開催中のWBC年次総会で、福田直樹カメラマンが「PHOTOGRAPHER OF THE DECADE」を受賞した。またそれを記念してWBC公認の写真集『Captured Moments in Boxing』がつくられ、コンベンション会場で限定発売されている。
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写真集はWBCマウリシオ・スライマン会長の企画によるもので、福田氏が歴史的に重要だと思う写真や思い入れの強いショットを約150枚厳選。「私にとってはキャリアの集大成といえる内容です」と福田氏。日本選手関係では井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗らが収められているが、WBCのタイトル戦にこだわらず選ばれたものという。
今回は限定のコンベンション・エディションで799ドルの豪華版に仕上がっているが、売れ行きは上々のようだ。「通常版もなんらかの形で発表できれば」と福田氏は語っている。14日に閉幕する年次総会には中谷潤人(M.T)らのチャンピオンが出席。福田氏の受賞セレモニーは現地時間11日に催された。