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明日14日(日本時間15日)メキシコ・ティファナでトップランクとサンフェル・ボクシングがサッカースタジアム「エスタディオ・カリエンテ」で共催するイベントの前日計量が行われた。メインはWBC2位を筆頭にS・ミドル級上位のハイメ・ムンギア(メキシコ)が地元に登場。ブルーノ・スラス(フランス)と10回戦を行う。ムンギア、スラスともS・ミドル級リミット168ポンド超の169.1ポンド(76.70キロ)を計測した。
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ムンギア(44勝35KO1敗=28)は1月にジョン・ライダーに9回TKO勝ち、5月にS・ミドル級4団体統一王者カネロ・アルバレスに挑み判定負け。9月、同級上位のエリック・バジニアンに10回KO勝ちで再起した。明日の凱旋試合が今年4試合目とアクティブにリングに上がる。ビッグマッチへの前哨戦の位置づけになる。
スラス(25勝4KO2分無敗=26)はフランス国外初試合。レコードに威圧感はないが、22連勝中の勢いをアウェーリングで発揮したいところだ。
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セミではWBC・S・バンタム級1位アラン・ピカソ(30勝16KO1分無敗=24)が当初アイザック・サッキー(ガーナ)と対戦する予定だったが、直前になってジェイソン・クエリョ(コロンビア)に変更された。フェザー級10回戦で行われ、ピカソが125.9ポンド(57.11キロ)、サウスポーのクエリョ(13勝11KO2敗1分=29)は124.6ポンド(56.52キロ)をマークした。
ピカソは来年4月にもラスベガス登場が有力なS・バンタム級4団体統一王者井上尚弥(大橋)の対戦候補の一人に挙がっており、結果とパフォーマンスが注目される。
同じリングでWBO・S・ウェルター級7位ホルヘ・ガルシア・ペレス(メキシコ)が元IBFウェルター級1位のクドラティロ・アブドゥカホロフ(ウズベキスタン)と10回戦。また地元の17勝16KO無敗のS・バンタム級セバスチャン・エルナンデス(メキシコ=WBO11位)がセルヒオ・マルティン・ソーサ(アルゼンチン)と10回戦で対戦する。Photos/Mikey Williams(Top Rank)