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プライムビデオの新年第1弾はバンタム級トリプル戦──。27日、都内で『PRIME BOXING 11』の記者会見が催され、2025年2月24日(月・休)、東京・有明アリーナでWBC王者・中谷潤人(M.T)対同級6位ダビ・クエジャール(メキシコ)、WBA王者・堤聖也(角海老宝石)vs.同級7位・比嘉大吾(志成)、WBOアジアパシフィック王者・那須川天心(帝拳)vs.ジェイソン・マロニー(豪)による10回戦のトリプルバンタム級戦が行われることが発表された。当日はPrime Videoで独占ライブ配信される。
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中谷29勝22KO。クエジャール28勝18KO。3度目の防衛戦が全勝対決となる中谷は「無敗ということで何か特別なものを持っていると思う。僕(173cm)と同じくらいの高身長と聞いていて、そういう選手とは戦ったことがないので新しいボクシングをお見せしたい。まだ相手の映像をしっかり見ていないけれど、しっかりと対策して整えたい」と落ち着いた口ぶり。
これまでの「愛の拳士」に代わり、新たに「ビッグバン」とニックネームが付けられたことが発表されたが、「みなさんの愛の力でビッグバンをお見せしたい。その名の通り爆発的なパンチで倒していきたい」とにこやかに語った。
クエジャールはオーソドックスで正統派のメキシカンボクサー。多彩な左とバランスのよさが際立ち、ストレート主体ながら左右のアッパーも得意とする選手。サウスポーの中谷とは構えも異なり手法も違うものの、大別すれば中谷と似たタイプ。年齢も23歳と若いが、「勢いもあると思うけれど、しっかりと対応してすべての面で圧倒したい」と、かねてから熱望する統一戦へ弾みをつけるつもりだ。