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2月22日サウジアラビア・リヤドで予定されるL・ヘビー級4団体統一戦、アルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)-ドミトリー・ビボル(ロシア)の発表会見が現地時間13日にロンドンで開催された。両者は昨年10月にリヤドで対戦し、3団体統一王者ベテルビエフがWBAスーパー王者ビボルに2-0判定勝ち。4団体の王座を統一したが、ビボルの勝利を支持する意見も少なくなかった。
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ダイレクトリマッチに向けてビボルは「第1戦の内容からファンは第2戦を望んだ。初戦の前はベルト獲得を強く望んでいたけど、今はベテルビエフにリベンジしたい気持ちが強い」と接戦ながら初黒星を喫した相手に勝利を誓った。そして「前回の戦い方を修正している。ベターでパーフェクトな試合をしたい。それに取り組んでいる」と心境を明かした。
一方ベテルビエフは「目標は全ベルトを防衛すること。リベンジしたい? 結構、ノープロブレムだ」と受けて立つ気持ちを示した。またキャリアで初めてKO勝利を逃したことを聞かれると「あの夜、たぶん彼はラッキーだったからだろう」と余裕の表情で応じた。
オッズはビボルが若干有利の予想が出ているが、ビボルは「その件に関してはコメントを控えたい。我々はリングで答えを出す」と慎重に対処した。
同じリングではIBFヘビー級王者王者ダニエル・デュボア(英)が元WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)と防衛戦を行う。