WBO世界ミドル級王者のビリー・ジョー・サンダース(英)が3日(日本時間4日)、英スコットランドのペイズリーで挑戦者10位のアルツール・アカボフ(ロシア)と初防衛戦を行う。前日計量にサンダースは薬物依存症の治療などで世界ヘビー級王座を返上したタイソン・ヒューリー(英)を伴って登場。リミットの160ポンド(72.57キロ)であすの試合に進んだ。アカボフは159.95ポンド(72.55キロ)。
サンダースは決まりかけた試合が流れたり、けがなどを理由にアカボフ戦が2度延期されたりして、これがおよそ1年ぶりのリング。圧倒的優位を伝えられるサンダースは「アカボフは危険なファイター。私が100%でなければアップセットが起きてしまうだろう」と気持ちを引き締めた。
サンダースはこの試合をクリアして、ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)や、メキシコのスーパースター、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とのビッグマッチに結び付けるプランがある。一方で、WBO3位につける村田諒太(帝拳)もサンダース挑戦を狙っており、WBO王者の1年ぶりの試合に注目が集まる。