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元バンタム級王者 リッチー・サンドバル死去 チャンドラーから王座奪取 最終戦でリング禍

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 元WBAバンタム級王者リッチー・サンドバル氏(米)が22日、亡くなった。63歳だった。トップランクのマッチメーカー、ブルース・トランパー氏がソーシャルメディアで伝えた。死因は明かされていない。

Photo by WBC

 メキシコ移民の息子としてカリフォルニア州ポモナで生まれたサンドバル氏はアマチュアで活躍。1980年のモスクワ五輪米国代表選手に選ばれたが、米国のボイコットにより幻の代表となった。80年11月、プロデビュー。トップランクの興行でリングに上がり、22連勝の快進撃。84年4月、9度防衛中のWBA王者ジェフ・チャンドラー(米)に挑戦する。

 アトランティックシティで行われた試合で、サンドバル氏は15回TKO勝ちで王座奪取。2度防衛を果たし、4度ノンタイトル戦をはさみ86年3月、ラスベガスのマービン・ハグラーvs.ジョン・ムガビのカードでギャビー・カニサレス(米)と3度目の防衛戦を行った。

 試合は計6度のダウンを喫したサンドバル氏が痛烈な7回TKO負け。試合終了とともに意識を失ったサンドバル氏は手術を受け生死をさまよう時期を過ごした。幸い奇跡的に回復し通常の生活が可能となった。その後ラスベガスに在住しトップランクの試合中継の現場スタッフとして働いていたが近年、会場で姿を見かけなくなっていた。

 スタイルは手数の多いアグレッシブな選手。選手生命が絶たれたカニサレスが唯一の敗戦で生涯戦績は29勝17KO1敗。ルぺ・ピントールに挑戦したアルバート“スーパーフライ”サンドバル氏は実兄。


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