
3階級制覇王者でWBCライト級チャンピオンのシャクール・スティーブンソン(米)が22日、エディ・ハーン率いるマッチルーム・ボクシングとサインを交わした。プロデビュー以来、米国大手プロモーション、トップランク傘下でキャリアを進めたスティーブンソン(27)は7月に地元ニュージャージー州で行ったアルテム・ハルチュニヤン(ドイツ)との防衛戦を最後に契約を解消。フリーエージェントを宣言していた。

スティーブンソン(22勝10KO無敗)のマッチルーム初陣は10月12日サウジアラビアに決まった。前IBF・S・フェザー級王者ジョー・コルディナ(英)の挑戦を受ける。当日のメインはアルツール・ベテルビエフ対ドミトリー・ビボルのL・ヘビー級4団体統一戦。
スティーブンソンの今後については、来年頭に同じくサウジアラビアで、4団体で1位にランクされるウィリアム・セペダ(メキシコ)とのタイトル戦が計画されている。すでにセペダを擁するゴールデンボーイ・プロモーションと折衝を始めているという。
ハーン氏は「スティーブンソンは無敵で、今後パウンド・フォー・パウンドでもトップに立てる実力者。アメリカだけでなく、グローバルなスーパースターになれる」と絶賛。セペダに勝てばWBAライト級王者“タンク”ジェルボンテ・デイビス(米)とのビッグマッチを実現させたいとも明かしている。