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大成ジム(丸元大成会長)は所属のWBCユースL・フライ級王者、尾崎優日(22)が12月14日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場でアーチェル・ビラモア(22=フィリピン)とWBOアジアパシフィックL・フライ級王座決定10回戦を行うと発表した。
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同級はジェイソン・バイソン(フィリピン)が王座を保持していたが、タイトルを返上、8勝5KO1分の尾崎と8勝4KOのビラモアの無敗同士でアジア王座を争うことになった。興國高出身のサウスポー、尾崎は23歳で世界王者の目標を立て、法政大を中退してプロ入り。左ストレートを生かして順調に成長している。ビラモアもサウスポーでフィリピン選手特有のオーバーハンドの左パンチに威力がある。
尾崎は「年内最後の試合で2本目のベルトを必ず獲りたい。どの距離であっても優位に試合をコントロールして、相手に何もさせずに勝ちます。来年は世界タイトルを狙える力を発揮します」と意欲十分。今月10日から3日間、ジム仲間とジム近くの三田ゴルフクラブで朝晩計25キロを走り込み。この日からスパーリング練習に入り、RSTジムの小田切駿平、真正ジムの大橋哲朗らと連日実戦練習を積んでいく予定だ。