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世界S・バンタム級王者の井上尚弥(大橋)がサウジアラビアの「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んだことが4日発表された。推定30億円の契約といわれている。「リヤド・シーズン」は国営の国際エンターテインメントイベントで、近年ボクシングでもヘビー級戦をはじめ数々のビッグファイトを開催しているのはご存じのとおりだ。
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井上と大橋秀行会長は2日にプライベートジェットで日本を発ち、1泊3日の強行日程でリヤドを訪問。サウジアラビアの娯楽総局トゥルキ・アル=シェイク長官と交渉を行った。次戦のサム・グッドマン戦からトランクスのベルト部分にリヤド・シーズンのロゴが入るという。
井上は「キャリア後半に差し掛かってくる中でモチベーションとなる契約ができた」とコメント。リヤド・シーズンについて「詳しく見てきたわけではないが、限られた選手しかたどり着けない場所」と印象を述べた。
同イベントの親善大使的な役割となるが、トゥルキ長官は「来年、サウジアラビアでビッグファイトをすること」も期待している。井上も「タイミングによってできれば」と前向きに応じている。