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数日前、サウジアラビア総合娯楽庁トゥルキ・アル=シェイク長官がソーシャルメディアを通じて米国の老舗メディア「ザ・リング」を買収したニュースが流れたが、買収額が1000万ドル(約15億円)だったことが判明した。前オーナーのゴールデンボーイ・プロモーションズのトップ、オスカー・デラホーヤ氏が経済誌ザ・フォーブスのインタビューで明かした。
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ザ・リングは2007年9月にデラホーヤ氏が代表を務める会社が700万ドル(約10億5000万円)で買収し、7年間オーナーを務めていた。アル=シェイク氏は「完全に独立した会社としてボクシングというスポーツを報道していく。リヤド・シーズンを優遇することは決してしない」と自身が牽引するサウジアラビア政府直轄プロジェクトと一線を画すことを強調している。
また同氏はデジタル版とともに2年前に終了していた紙媒体の発行を再開する方針を明かした。以前と同じく月刊で、米国と英国で発売される見込み。なお、現在ザ・リングのホームページは「カミングスーン」(近日公開)となっており、一時的にクローズ状態となっている。