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国内タイトル戦も試合ひと月前の予備計量実施へ 東日本協会

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 東日本ボクシング協会(小林昭司会長)は14日に開いた理事会で、近年体重オーバーによる計量失格が多いのはボクシングの信用を傷つけるとして、試合前日の公式計量とは別に2度の予備計量制を導入することを決めた。日本タイトル戦や最強挑戦者決定戦等では試合の1ヵ月前と2週間前に実施することとし、12月に開く日本プロボクシング協会(JPBA)の理事会で承認されれば、来年からスタートする。

前日計量のイメージ

 小林会長が理事会後に明らかにしたもので、試合ひと月前の予備計量では、契約体重の12パーセント増以内に、2週間前では7パーセント増以内に落とすことが求められる。

 これ以下に落としていなくてもペナルティはないが、試合前日の公式計量で失格になれば、試合出場停止処分や罰金が科せられる。目安となる減量の数字があることによって、計量失格の事態が減るものと期待される。正規の計量は試合前日に日本ボクシングコミッション事務局で行われているが、たびたびの移動は負担もかかることから、予備計量ではオンラインの映像で確認する。試合を管轄するコミッションも同意しているという。

 なお世界タイトル戦は各認定団体が独自にこの種の予備計量を実施しており、東洋太平洋等の国際試合は来日外国選手に義務付けるのは困難が多いとして、現時点では対象外としている。

 またこの日の理事会では他に、新人王トーナメントの東日本決勝、全日本決勝を全試合「5回戦」として実施することも決めた。現行は対戦者のどちらかでも4勝に満たない選手がいる場合は「4回戦」として実施している。これも日本プロボクシング協会の理事会で承認を得ることになっている。


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