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亀田プロモーションは12月21日にツインメッセ静岡で開催する「3150×LUSHBOMU3」に日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(亀田)が出場し、ロスメン・ブリトー(ベネズエラ)とノンタイトル8回戦を行うと発表した。
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但馬(10勝8KO1敗)にとっては今年3月にジュル(ルーマニア)に喫したプロ初黒星からの再起戦となる。亀田興毅プロモーターは「ミツロが前回からどのくらい変わることができているか、見ていただければ」と今回の但馬に期待を寄せている。
但馬は2ラウンドにダウンを奪われた前戦を振り返り、「重量級の一発は本当に危険」だと再認識させられたという。試合後、ダメージを回復させてからは新たにフィジカル面のパーソナル・トレーニングに取り組んでいる。これまでは我流でやってきた、と但馬は明かし、マンツーマンの指導でレベルアップを実感している様子。並行してスタミナ面の練習にも力を入れているそうだ。
相手のブリトーは11勝9KO1敗の34歳。身長193センチは但馬よりも13センチ高く、198センチのリーチも但馬より13センチ長い。アマチュア歴があるといい、プロではクルーザー級が主戦場。唯一の黒星はさる9月にレナール・ペレス(キューバ)との全勝対決で初回KO負けしたもの。
当日のイベントでは珍しい外国人選手同士の世界戦も行われる。IBF・S・フライ級タイトルマッチで、同級3位ウィルバルド・ガルシア-同級4位レネ・カリスト・ビビアノのカード。ともにメキシカンだが、ビビアノはTMKジムの契約選手。
この試合は前王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が井岡一翔(志成)との再戦に臨むにあたって返上した王座の決定戦。ガルシアは22勝13KO5敗1分1NC、ビビアノは23勝9KO無敗。
なおメインイベントではアマチュア出身の横山葵海(ワタナベ)がOPBFランカーのデンマーク・ケビド(比)と8回戦を行う。全試合がABEMAで無料ライブ配信される。