ニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで明日11日(日本時間12日)挙行される世界戦を含めた注目マッチの計量が10日行われ、各選手がクリアした。メインイベントは“ロシアン・ロッキー”こと元WBO世界S・ライト級王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)と激闘が売り物のジョン・モリナ(米)のS・ライト級12回戦。両者ともリミットの140ポンド(63.50キロ)をマークした。
一方、WBC世界ライト級王座決定戦は、ランク1位デヤン・ズラティカニン(モンネグロ)が134ポンド(60.78キロ)、5位フランクリン・ママーニ(ボリビア)が133.5ポンド(60.55キロ)を計測し、リミット135ポンドをクリアした。この試合は王者ホルへ・リナレス(帝拳)の拳負傷によるブランクからWBCが承認したもの。すでに挑戦者決定戦を勝ち抜いていたズラティカニンは「長期にわたりハードなファイトの準備をしてきた。相手がチェンジされたのはトレーニングに影響したけど(当初2位エミリアノ・マルシーリ=伊と対戦予定)これは人生で一番重要な試合。ノックアウト勝ちを約束する」とコメント。
対する南米ボリビア初の世界王者を目指すママーニは「これは人生のチャンスだ。すでに宝くじに当選したような気分で、土曜日に現金にするつもり。私は9人兄弟のボクシングファミリーの出身で、12歳の時から誓ったアメリカで世界チャンピオンになる夢を叶えてみせる」とこちらも必勝宣言。
WBO世界S・ウェルター級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)が、剥奪された王座奪回を目指してウィリー・ネルソン(米)と同王座の挑戦者決定戦に臨む。体重は両者ともリミット154ポンド(69.85キロ)だった。