土曜日27日（日本時間28日）英国シェフィールドのサッカースタジアム「ブラモール・レーン」で開始ゴングが鳴るIBF世界ウェルター級タイトルマッチの記者会見が25日同地で行われ、4度目の防衛戦に臨む王者ケル・ブルック（英＝30）、指名挑戦者エロール・スペンス（米＝27）が意気込みを語った。
ブルック「エロール・スペンスはすごい挑戦者で彼をリスペクトしている。でも私は地元ファンの前で試合に臨む。ここで試合を観戦するみんなからエネルギーをもらい、彼に初黒星をなすりつける。私のチームはウエートを上げることを希望したけど、私は頑固に（ウェルター級に）留まる決心をした。キャリアすべての情熱を傾け、ベルトを守る」
スペンス「私は相手のホームアドバンテージを気にしていない。ボクシングファンはみんな好きだから。でもここのファンは試合の夜に起こることを知らない。そして彼らは私のファンになるだろう。土曜日、私がウェルター級最強であることを証明する。私はブルックを下すスキルと能力を持っている」
プロモーターはエディ・ハーン氏のマッチルーム・スポーツ。今週はじめ、同じ英国のマンチェスターでテロ事件が発生し、同プロモーターは警備に厳重を期すをことを約束。そして「このファイトは両者、両陣営が熱望して実現した。世界ウェルター級のナンバーワンとナンバーツーの対決」とアピールした。
会見では同じリングで行われるWBA世界S･ミドル級“スーパー”王座決定戦に出場するジョージ・グローブス（英）、フェドール・チュディノフ（ロシア）も同席。世界戦4度目で王座獲得を目指す英国人と1位で前王者のロシア人が勝利を誓った。