3日、タイのラヨンで行われたWBC世界ミニマム級タイトルマッチは、王者ワンヘン・ミナヨーティン(タイ=写真)が挑戦者4位、豪州在住のタンザニア人オマリ・キムウェリに3-0判定勝ち。7度目の防衛に成功した。
日本のリングにも上がっているキムウェリ(34)は昨年、L・フライ級の強豪ランディ・ペタルコリン(フィリピン)と対戦。数度ダウンを喫する劣勢ながら、いずれも主審が見逃すという幸運で判定勝ちした。ミニマム級に落としての挑戦となったが、初回発生したヘッドバットでワンヘンが左目をカット。WBCルールで挑戦者は減点1を喫する。
その後プレスをかけるタイ人が4回終了時、3ジャッジとも39-36でリード。8回終了時の公開スコアリングでもワンヘンが78-72×2、79-73で優勢。終盤キムウェリが追い上げを図ったが、王者の巧妙なクリンチなどでかわされた。
公式スコアは117-110に118-109×2でワンヘン(31)の勝利。戦績を47勝17KO無敗と伸ばした。世界初挑戦のキムウェリは16勝6KO4敗。