ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)のナンバー2、エリック・ゴメス副社長が同社のエース、2階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ=写真)を9月17日、米国リングに上げると語った。ESPNデポルテスのインタビューに答えたもので、会場はラスベガスのMGMグランド、テキサスのカウボーイ・スタジアム、ニューヨークのMSGのいずれかになるという。
気になる対戦相手だが、ゴメス氏は「今のところ未定」としている。ファンが熱望するミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)戦は現在、交渉が停滞している状況。同氏は「カネロ・トリオ(カネロ、メイントレーナーのエディ・レイノソ&父のチャポ・レイノソ)とじっくり話して決定したい」という。問題の体重設定に関しては「154ポンドから160ポンド」と最近カネロが常用する155ポンドのキャッチウエートに関する明言を避けた。
カネロとGBPはオールスター・ボクシング(フェリックス・サバラ代表)との法廷闘争が終了したばかり。日本円で約9億円の支払いが命じられているが「気持ちを入れ替えてトレーニングに入りたい」(カネロ)と前向きな姿勢だ。