元S・ライト級、ウェルター級王者でマニー・パッキャオとの3戦など中量級の主役の一人だったティモシー・ブラッドリー(米=写真)がリングから去る決断を下した。彼の妻モニカ・ブラッドリーとトップランク社のカール・モレッティ副社長が明かし、リング誌のホームページなどが伝えた。ブラッドリーは来月34歳を迎える。
ブラッドリーはまだWBOウェルター級にランクされているが、昨年4月のパッキャオとの第3戦(判定負け)以来リングを離れており、去就が注目されていた。所属するトップランク社はロンドン五輪代表選手ホセ・カルロス・ラミレス(米)との一戦を秋に企画していたが、ブラッドリーは拒否。引退を口にしたという。
豪州で行われたパッキャオvsジェフ・ホーン戦では、名物解説者で自身のトレーナーでもあるテディ・アトラスともにESPNのコメンテーターを務めたブラッドリー。8月6日のワシル・ロマチェンコvsミゲール・マリアガ戦でも放送席に座ることになっている。