グリーンツダジムの本石昌也会長は4日、飲酒運転で逮捕された所属の京口竜人の選手契約解除を行うとともに、大阪市中央区のJBC関西事務局に引退届けを提出した。
京口は7月12日未明、大阪・ミナミの居酒屋などで飲酒したあとワゴン車で帰宅途中、歩行者をはね、タクシーに追突して大阪府警南署に酒酔い運転の疑いで現行犯逮捕、22日間拘留された。人身事故は示談で解決し、8月1日に略式起訴、70万円の罰金刑を受けた。
大阪帝拳所属だった京口は2011年全日本フェザー級新人王に輝き、辰吉二世と注目された。15年夏、傷害事件を起こして1年間のライセンス停止処分を受け、昨年9月にグリーンツダから再出発、今月11日には移籍4戦目が予定されていたが、試合は中止になっていた。IBF世界ミニマム級王者、京口紘人(ワタナベ)の実兄。
本石会長は「多くの関係者のみなさまや、ファンの方々にご迷惑をかけて申しわけございません。本人が引退届けを出して、謝罪すべきなのですが、欠席しました。本人は、これから陰ながら弟やグリーンツダの選手を応援していきますと話していました」と岡根英信事務局長に頭を下げた。