日本S・フライ級13位の川口勝太(33=堺東ミツキ)は30日夜、フィリピン・ミンダナオ島のカガヤン・デ・オロで8回戦を行い、3回終了TKOでレイモンド・デイハム(フィリピン)に勝利。4月にOPBF同級王者レネ・ダッケル(フィリピン)で敗れて以来の復帰戦を飾った。
試合はデイハムが右のオーバーハンドで攻め込む展開となったが、川口は冷静にバックステップでパンチを交わして、右ショートストレートのカウンターをヒット、2回からはボディにヒットして、パンチが空を切るデイハムのスタミナを削っていった。
3回も川口のパンチが的確にヒット、アッパーも繰り出してロープに追い詰めたところでゴング。4回開始になるもデイハムはファイトに応じず、TKOが宣告された。
戦績を21勝9KO9敗1分とした川口は「カガヤン・デ・オロは昨年10月にアジアパシフィック(暫定)王座を獲ったところ。熱くならず戦えたのがよかった。もう一度タイトルを目指してがんばる」と決意を語った。
春木博志・堺東ミツキ会長とともにセコンドに入った野上真司トレーナーは「指示をよく聞いて冷静に戦ったのが勝因。次回はタイトル戦を考えている」と語った。