米ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで21日(日本時間22日)行われたIBF世界クルーザー級タイトルマッチ兼賞金トーナメントWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)1回戦は、王者ムラト・ガシエフ(ロシア)が挑戦者で元WBC&IBF同級王者クリストフ・ウロダルチェク(ポーランド)に3回1分57秒KO勝ち。初防衛に成功し、トーナメント準決勝に駒を進めた。
ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキンのトレーナー、アベル・サンチェスに指導されるガシエフ(24)がハイガードからプレスをかける展開でスタート。2回、左アッパーを巧打したガシエフが3回も優勢。同じ左アッパーをアゴからボディーへ見舞うとウロダルチェク(36)はうつ伏せにダウン。そのままカウントアウトされた。
戦績を25勝18KO無敗1無効試合に伸ばしたガシエフは来年初旬予定の準決勝でWBA“レギュラー”王者ユニエル・ドルティコス(キューバ)と対戦する。ウロダルチェクは53勝37KO4敗1分。