4.15横浜でWBC世界L・フライ級王座3度目の防衛戦に臨むチャンピオン拳四朗(BMB)。こちらは既定路線通り前王者ガニガン・ロペス(メキシコ)とのリマッチに臨む。
両者の初戦は昨年5月。初挑戦の拳四朗がロペスに小差ながら2-0判定勝ち(115-113×2、114-114)で、WBCタイトルを奪取した。この日の会見で父の寺地永会長(元OPBF・L・ヘビー級王者)は開口一番「必ずや倒す試合をする」と宣言した。
チャンピオン拳四朗も「ロペスはサウスポーなので多少はやりにくいですが、2度目となるので次はバッチリと倒します」と言ったものだ。神奈川・茅ヶ崎ですでに走り込み合宿を終えており、今後は実戦練習でサウスポー対策を煮詰めていく。
もう一点の拳四朗の強みはチャンピオン になってからの自信だ。「防衛戦ごとに自信が増している」という拳四朗。わずか1ヵ月半の間隔で防衛戦を行った前回はヒルベルト・ペドロサ(パナマ)を4回でしとめたことで、なおさら成長を実感している。
「今回は(ロペスのボクシングを)読めている。初戦の終盤に打ち負かした自信もあると思うので、もう少し早く仕掛ければ(倒せる)と思う」と寺地会長。拳四朗は「8ラウンドぐらいに倒して、ダブルピースで決めます」と、自身のトレードマークとなった勝利のポーズを約束した。