23日夜から24日未明にかけて行われた米フロリダ州ハリウッドのイベントで、レイマート・ガバリョ(フィリピン=WBOバンタム級14位)がステフォン・ヤング(米=WBA4位)に12回3-0判定勝ち。WBAバンタム級暫定王者に就いた。
これまで18勝16KO無敗のガバリョは昨年11月、ハワイとメキシコで海外デビューを飾った21歳。最長ラウンドが今まで6回とスタミナが心配された。
しかし3回、右でヤングをキャンバスに這わし優勢。セントルイス出身の変則サウスポー、ヤングはその後サバイバルモードとなり、ガバリョがプレスを強める展開で進行。終盤、ヤングの抵抗をかわしたガバリョが117-110×2、118-109のスコアで勝利コールを受けた。
WBAのバンタム級はスーパー王者にライアン・バーネット、レギュラー王者に5月、井上尚弥(大橋)の挑戦を受けるジェイミー・マクドネルの英国勢が君臨。「暫定王座は減らす方針」とアピールするヒルベルト・メンドサJr会長だが、また同クラスに新王者が誕生した。
同じリングで元WBAバンタム級“スーパー”王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国=WBA2位)がカバリョの同僚マイク・プラニア(フィリピン)に3回、右でダウンを喫したものの、その後盛り返し3-0判定勝ち(97-92、96-93×2)を収めた。PHOTO FROM SANMAN PROMOTION