今週土曜日31日(日本時間1日)英国ウェールズ・カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで挙行されるヘビー級統一タイトルマッチの最終記者会見が27、日ロンドン近郊のスカイスポーツの本社で開催された。IBF&WBA“スーパー”王者アンソニー・ジョシュア(英)とWBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)による注目の一戦。
予想で絶対有利といわれるジョシュアは「頭の中では12ラウンズの試合を準備しなければならないけど、ピックアップするなら9ラウンド以内だ。100パーセント、ノックアウトで勝つ」と宣言。
そして「負ける恐怖はある。でもその恐怖がモチベーションを高める。一瞬で攻防がひっくり返るから。110パーセントの準備をしてリングに上がる。判定勝負になっても問題ない。でもKO勝ちを信じている」とアピール。「みんな私とワイルダーの試合を話題にするけど、まずは現実が大切。ジョセフ・パーカーは強い挑戦者でチャンピオンだ」と気を引き締めた。
一方、パーカーは「これまでにないコンディションに仕上がった。私は若いし速くストロングだ。報酬を受けるためにここに来たのではない。すべてのベルトを持ち帰るためにやってきた。これは自分のためではなく、チーム、家族、国のために戦う」と発言。
続いて「彼はキャリアの絶頂だし私もベスト。だからこの試合はパーフェクトなタイミングで実現する。(負けの)言い訳はない。ベストな方が勝つ」と真っ向勝負を予想。「勝つ自信がみなぎる。すべてのベルトをニュージーランドへ持ち帰る」と下馬評に対抗した。
会場のチケットは8万枚が完売したといわれる。果たして大方の予想通りジョシュアが勝利を飾ってWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)との統一戦に駒を進めるのか? 開始ゴングが待ち遠しい。Photos:Esther Lin/SHOWTIME