ニューヨークのバークレイズ・センターでゴングとなったWBC世界ウェルター級王座決定戦は、同2位のショーン・ポーター(米)が前王者で同1位ダニー・ガルシア(米)に3-0判定勝ち。けがでリングから遠ざかっているキース・サーマン(米)が返上した王座に就いた。
2階級制覇のガルシアと元IBFウェルター級王者のポーターはともにサーマンに敗れた者同士。生き残りをかけた一戦はポーターが116-112、115-113×2で小差ながらジャッジの支持を得た。
ポーターは14年8月、ケル・ブルック(英)に敗れて王座を失って以来、約4年ぶりの世界王者復帰。2本目のベルトを巻き戦績を29勝17KO2敗1分とした。1年半ぶりの王座復帰ならずのガルシアは34勝20KO2敗。これにより激戦のウェルター級の勢力図は以下の通りとなった。
WBAスーパー王者 キース・サーマン(米)
正規王者 マニー・パッキャオ(比)
WBC王者 ショーン・ポーター(米)
IBF王者 エロール・スペンスJr(米)
WBO王者 テレンス・クロフォード(米)
この中で次戦のスケジュールが発表されているのはクロフォード。10月13日に地元オマハでホセ・ベナビデス(米)と初防衛戦を大なう。