10月7日、横浜アリーナのセミで行われるWBC・L・フライ級タイトルマッチの前日計量は、王者の拳四朗(BMB)が48.7キロでリミットの48.9キロをクリアした。挑戦者の元IBF王者ミラン・メリンド(比)は1回目の計量で500グラム・オーバーだったが、再計量で48.7キロまで落としことなきを得た。
4度目の防衛戦を迎えたチャンピオンは背中に「The Amazing Boy 拳四朗」とペイントするパフォーマンスを披露。これは“ギャル書道家”なちゅに依頼して書いてもらった。計量を終えると恒例となっている焼き肉店「けんしろう」が差し入れた高級焼肉弁当をたいらげた。
仰天パフォーマンスを披露したり、高級弁当を差し入れてもらったりと、徐々にサポーターが増えている印象を与える拳四朗。あとはリング上で元王者をノックアウトし、全国に実力をアピールするだけだ。
一方のメリンドは、1回目の計量後にサウナに入って500グラムの減量に励んだ。余裕があったのだろう、1時間20分後にはリミットの200グラムアンダーで合格した。
これまでに八重樫東(大橋)を初回TKOで下し、田口良一(ワタナベ)と接戦を演じてきたベテランは「グッド! グッド!」と指を立て、計量合格がよほどうれしかったのか、群がる日本の報道陣と握手をかわして立ち去った。