最新試合でルーカス・マティセー(アルゼンチン)をTKOで下しWBA世界ウェルター級“レギュラー”王座に就いたマニー・パッキャオ(フィリピン)のリング復帰戦が来年1月に計画されている。その相手にS・フェザー級からウェルター級まで制したエイドリアン・ブローナー(米)が挙がっている。海外の複数のメディアが伝えた。
パッキャオはWBO世界ウェルター級王座を失った17年7月のジェフ・ホーン戦までトップランク社のイベントでリングに上がった。PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下のブローナーとは接点がなかったが、パッキャオはPBCの総帥アル・ヘイモン氏にコンタクトしたとも伝えられる。
これによりキース・サーマン(WBA“スーパー”)、エロール・スペンス(IBF)、ショーン・ポーター(WBC)との統一戦が期待される。またヘイモン氏はブローナーのほかダニー・ガルシア、アンドレ・ベルトらの元王者を抱えており、パッキャオを絡めたさまざまなマッチメイクが可能だ。
周辺情報ではブローナー戦は米国内で開催されるという。実現すればパッキャオは16年11月のジェシー・バルガス戦以来のアメリカ登場となる。米国内にテレビ中継を予定するショータイムは、パッキャオがブローナーを下せば、来年5月にフロイド・メイウェザーが4年ぶりに再戦する可能性が高いとも伝えている。