米国の大手プロモーション、トップランク社がWBAミドル級“レギュラー”王者ロブ・ブラント(米)と複数年の共同プロモーション契約を結んだ。ブラントは10月20日ラスベガスで前チャンピオン村田諒太(帝拳)を下して王座奪取。村田の米国のプロモーター、トップランクの総帥ボブ・アラム氏の目に止まり、このほどサインを交わした。
ブラントは「老舗で名声が高いプロモーションの一員になれてエキサイトしている。これはドリーム・カム・トゥルー。最大のポテンシャルを傾け前向きに対処し、世界チャンピオンのステイタスを維持して行きたい」とコメントしている。
アラム氏は「グレグ・コーエン、ラパシュ・ボクシングとの共同プロモーション契約が成立しうれしい。ロブはものすごい才能を持っている。彼はアメリカの未来のスーパースターになるだろう」と最大級の賛辞を送る。
同氏の発言のようにブラントは地元ミネソタの両プロモーターとの関係も続行する。ただし業界に大きな影響力を持つトップランクの下、ビッグマッチの扉を開けるプランを明かす。加入第1戦は来年初めに予定される。
インド人初の王者狙うシンも契約
他方でトップランクは、インドのS・ミドル級ビジェンダー・シンと複数年契約を交わした。シン(33)はこれまでプロで10勝7KO無敗。アマでアテネ、北京、ロンドンの五輪3大会に出場し北京では銅メダルを獲得。WBOの地域タイトルを獲得しており、インド人初のプロ世界王者を目指す。Photo/TopRank