IBF世界S・バンタム級タイトルマッチの計量が現地時間17日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われ、王者TJ・ドヘニー(アイルランド)、挑戦者10位の高橋竜平(横浜光)がともに121.8ポンド(55.24キロ)で合格。試合はあすMSGのシアターでゴングとなる。
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ドヘニー(左)はV1戦、高橋は世界初挑戦だ
計量は公開で行われ、ドヘニー、高橋ともに一発でクリア。フェイスオフでドヘニーが頭を高橋のデコにぶつけて挑発すると、ドヘニーの応援団が沸いた。
世界初挑戦の高橋は前日に昨年結婚した沙也夫人も合流して元気いっぱい。「一度失敗しているので(昨年1月に予定されていた木村隼人戦で減量失敗、試合は中止に)、計量が終わってほっとしています。あすは暴れます!」とのコメントを発した。
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沙也夫人と果物を買いに出かけた高橋
当日のセコンドには、WBO世界S・フェザー級王者、伊藤雅雪(伴流)を指導するアメリカ在住の岡辺大介、ルディ・エルナンデスの両トレーナーも入り、高橋をバックアップする。
イベントの主催はマッチルーム・ボクシングで、メインを張るのはWBO世界ミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)。挑戦者アルツール・アカボフ(ロシア)と初防衛戦を行う。
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4階級制覇に前進するリナレス(左)
3階級制覇のホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)はパブロ・セサール・カノ(メキシコ)とWBC・S・ライト級挑戦者決定戦。4階級制覇への前哨戦となる。Photo/SUMIO YAMADA、清水博マッチメーカー