ラスベガスのMGMグランドで現地時間19日、エイドリアン・ブローナー(米)に判定勝ち。WBAウェルター級“レギュラー”王座の防衛に成功したマニー・パッキャオ(フィリピン)が試合後、左目の視力低下と痛みを訴え、経過が心配された。米国メディアはパッキャオは角膜にかき傷を負ったと報道している。
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負傷のパッキャオ、大事にいたらなければいいが…
パッキャオ(40)は試合後、日曜の朝までチェスに興じたというが、朝方、左目の異常を訴えた。そのためドクターの検査を受け、同日マンダレイベイ・ホテルで行われた礼拝には左目に眼帯をして現れた。
チームの広報や代理人は網膜剝離ではないと強調。比国メディアは軽傷だと伝える。いずれにせよ、原因はブローナーのグローブがサミング気味に当たった可能性が濃いが、プロキャリア24年目を迎え、長年のダメージのせいだという声も聞かれる。
当初パッキャオは週明け21日、ロサンゼルスでバスケットボール、LAレイカーズの試合を観戦する予定だったが、大事を取って安静に過ごしたもよう。週末フィリピンに帰国するまでロサンゼルスで検査を受けることになった。
一方、試合のため留守にしたロサンゼルスの自宅に泥棒が入ったニュースが報じられた。家族や住人は全員ラスベガスに同行していた。窃盗でどのくらいの被害があったかはまだ明らかになっていない。Photo/SUMIO YAMADA