西日本ボクシング協会は3日、兵庫県洲本市内で開いた総会で会長選挙を行い、真正ジムの山下正人会長(56)を新会長に選出した。立候補したのは山下会長、六島ジムの枝川孝会長(54)の2人で、山下会長が31票を獲得し、26票の枝川会長に競り勝った。
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4月から西日本協会の顔となる山下会長
現在の井岡弘樹会長の任期は3月末で切れ、4月から山下会長が後を受け継ぐ。人気は22年3月までの3年間。
山下会長は元兵庫県警の刑事でこれを退職後、千里馬神戸ジムのトレーナーに転身。2007年に世界王者の長谷川穂積を連れて神戸市内に真正ジムを開設。久保隼、山中竜也、女子の多田悦子と世界王者を誕生させている。
山下新会長は「協会主催の興行を開催し、自主興行が開けないジムに所属する良い選手を協会で育てていきたい」と関西全体で優秀なボクサーを輩出することに意欲。休会中のジムの救済措置や、日本ボクシングコミッションとの円滑なコミニケーションの確立も進める方針だ。