今週土曜日9日（日本時間10日）ニューヨーク州ベローナで行われるダブル世界タイトルマッチの記者会見が6日ニューヨークのドリームホテルで開催された。メインはWBA･L･ヘビー級王者ディミトリ・ビボル（ロシア）がジョー・スミスJr（米）と5度目の防衛戦。セミ格でWBO･S･ライト級王者モーリス・フッカー（米）がミケル・レスピエール（トリニダード・トバゴ）とV2戦を行う。試合はストリーミング配信サービスDAZNが中継する。
ハーン氏をはさんで王者ビボル（左）と挑戦者スミスJr
会見でビボルは「トレーニング・キャンプをヘルプしてもらったチームとスパーリングパートナーたちに感謝します。私は準備オーケー。ジョーも準備万端だと思う。我々はグレートな試合を披露します」とあいさつ。
エディ・ハーン・プロモーター（マッチルーム・スポーツ）は「私はビボルが175ポンド（L･ヘビー級）のベストだと信じている。試合はドラマが生まれるでしょう」と援護射撃した。
対する世界初挑戦のスミスJrは「非常にハードだったキャンプで得たものを全部試合につぎ込みたい。すべての選手の夢は世界タイトルのチャンスをつかむこと。ホームタウンにベルトを持ち帰り、家族と祝いたい」。レジェンドの一人バーナード・ホプキンスに引導を渡した男は決意を語った。
WBO･S･ライト級王者フッカー（左）にレスピエールが挑む
フッカーは「140ポンド（S･ライト級）の覇権は私が受け継ぐ。このクラスは強敵が多いからモチベーションが湧く」とコメント。地元のダラスのほかカリフォルニアでも練習を積み、8人の子供の父は張り切っている。対するレスピエールはニューヨーク在住。ルウ・ディベラ・プロモーターのサポートでアップセットを誓う。Photos by Ed Mulholland / DAZN