香港で14日行われた10回戦でフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)に4回TKO勝ちで快勝したミドル級世界ランカーの村田諒太(帝拳=写真)に対し、現地で試合を視察した米国のプロモーター、トップランク社CEOのボブ・アラム氏がコメント。村田の実力アップを認め、「彼は本当にナイスに進歩している」と米メディアに語った。
同氏は「個人的にはWBOミドル級チャンピオンのビリー・ジョー・サンダースとの一戦を望んでいる」と具体的なターゲットの名前を挙げた。7月23日ラスベガスMGMグランドで挙行されるテレンス・クロフォード(米)vsビクトル・ポストル(ウクライナ)のWBO・WBC世界S・ライト級統一戦のアンダーカードに出場する村田。アラム氏は「彼は7月の後、年内にもう一戦して。それをクリアすれば、サンダースとの世界タイトル戦を我々は考えている」と明かした。
一方、次回の相手ジョージ・タードーニッパは“コマンチェ・ボーイ”の異名で呼ばれる37歳。ニックネームどおりアメリカ原住民コマンチェ族の血を引き、戦績は34勝24KO2敗3分。以前WBA傘下の北米タイトル(NABA)ミドル級王座に就き世界ランキングに顔を出したこともある。