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ドネア王座陥落、ゾウがWBOフライ級王座獲得

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 5日(日本時間6日)米ラスベガスのトーマス&マックセンターのアンダーカード、WBO世界S・バンタム級タイトルマッチは、王者ノニト・ドネア(フィリピン)が挑戦者1位ジェシー・マグダレノ(米)に0-3判定負け。2度目の防衛に失敗した。

 慎重な立ち上がりを見せたドネアは3回から圧力を強め、スピードのあるサウスポー、マグダレノを追い込みにかかった。パワーで勝るドネアはマグダレノを下がらせながらカウンターを狙い、ドネアがペースを握るかに見えた。

 マグダレノは出入りのスピードを生かして左ボディ、右フックで対抗。6、7回に右フックを打ち込むと、8回も左ボディ、右フックをドネアにヒット。チャンピオンは流れを変えようと9回に再び圧力を強めたが、挑戦者が右フックを決め、ドネアをロープに押し込んで猛攻を見せた。

 10回はドネアが右を決めたが、11回はマグダレノがカウンターが決まてチャンピオンの前進をストップ。強引に攻めるドネアにマグダレノのパンチが決まるシーンが目についた。最終スコアは116-112×2、118-110でマグダレノ。ラスベガス出身の24歳がドネア撃破で世界タイトルを手にした。マグダレノは24勝17KO無敗。敗れた33歳のドネアは37勝24KO4敗。

 WBO世界フライ級王座決定戦は、2位ゾウ・シミン(中)が3位クワンピチット・ワンソンチャイジム(タイ)を3-0判定で勝ち。五輪2大会金メダリストで2014年に鳴物入りでプロデビューしたゾウが2度目のチャレンジで悲願の世界タイトルを獲得した。スコアは120-107×2、119-108。

 両者は2014年11月にWBOインターナショナル王座をかけて対戦し、ゾウが大差判定勝ち。今回も上背のあるゾウが初回からジャブを軸にボクシングを組み立てた。2回にコンビネーションで右を決め、早くもクワンピチットからダウンを奪った。ゾウは3回以降、距離をキープしながらアウトボクシングを展開し前に出るタイ人にカウンターを決めてダメージを与えていった。

 35歳のゾウはパワー不足でKOこそ逃したが、危なげない勝利。9勝2KO1敗となった。追い足に鋭さがなく敗れた35歳のクワンピチットは39勝24KO2敗2分。



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