「ボクシングフェス2016」のセミで2度目の防衛戦を行うIBF世界L・フライ級チャンピオンの八重樫東(大橋)、同イベントに出場するロンドン五輪メダリストコンビの村田諒太(帝拳)、清水聡(大橋)も28日に開かれた記者会見で決意表明した。
八重樫はけがで9月は試合をせず、7か月ぶりの試合となる。「相手はタフなファイターだと思っている。この7か月はけがの治療を含めて、いろいろと充実した練習ができた。あさっては八重樫らしい試合をしたい」と引き締まった表情で話した。
挑戦者のサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)は2014年に井上尚弥(大橋)に敗れて以降は14連勝をマーク。「八重樫は力強くスピードもあるが、対策は練ってきた。ベルトを国に持ち帰る」と威勢がよかった。
ブルーノ・サンドバル(メキシコ)と“世界前哨戦”を行うロンドン五輪金メダリスト、現WBO世界ミドル級3位の村田は「この試合でベストを尽くすだけ。そのあといろいろついてくると思う」と世界戦を話は封印し、30日の一戦に集中する構えだ。
ロンドン五輪銅メダリストの清水はプロデビュー2戦目でカルロ・デメシーリョ(比)と対戦。「デメリーショはダウン経験がなく、パンチにもスピードがある。まずはもわらないようにして自分のボクシングをしたい」と抱負を述べた。