WBO世界フライ級チャンピオンの鄒市明(ゾウ・シミン=中、写真)の次期防衛戦について、トップランク社のボブ・アラム氏が4月1日にマカオで計画していると発言。ボクシングシーンが報じた。対戦相手は明らかにされていない。
五輪2大会金メダリストのゾウは昨年11月5日、ラスベガスで挙行されたマニー・パッキャオvsジェシー・バルガスのアンダーカードで同王座決定戦を行い、クワンピチット・ワンソンチャイジム(タイ)に判定勝ちを収めて世界タイトルを獲得。中国人選手2人目の世界チャンピオンとなった。
取材に対しアラム氏は「私たちが理解しなければならないのは、ゾウ・シミンがタイトルを獲った試合は、中国で日曜日の朝に放送され、9000万人以上が見たということだ。9000万人といえば米国でのスーパーボウルの視聴者よりも多い」と中国マーケットの大きさを強調。
さらに「最大のサポーターは習近平国家主席。彼はものすごいボクシングファンなんだ」と続け、ゾウを軸にしてさらに中国進出を進める考えをアピールしている。