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金子大樹が引退を表明、元日本S・フェザー級王者

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 元日本S・フェザー級チャンピオンで世界タイトル挑戦経験もある金子大樹(29歳=横浜光)が11日、自身のブログで引退を表明した。https://ameblo.jp/daiki-k617/

 金子は7月9日、ロシアのエカテリンブルクでIBFライト級10位パベル・マリコフ(ロシア)と対戦して1-2判定負け。石井一太郎会長によると、帰国してすぐに金子から引退の意思を明かされたという。

 石井会長は「ロシアには覚悟を決めて乗り込んだと思う。試合終了ゴング直後のパンチでダウンし、検査のため救急車で病院に運ばれるなどダメージは大きかった。この試合だけでなく、ハードな試合が続いていた」と話すように、激戦が続いていたことが、引退の一つの要因になったようだ。

日本王座4度防衛、13年には内山高志に挑戦

 金子は愛知県田原市出身で、16歳のときの横浜光ジムに入門。05年に17歳でプロデビューした。鋭いジャブと右の強打で頭角を現し、12年に岡田誠一(大橋)を下して日本S・フェザー級王座を獲得、4度の防衛を成功させた。13年大みそかに、WBA同級王者の内山高志に挑戦し、10回にダウンを奪ったものの判定負けを喫した。

 再起後は打ちつ打たれつの打撃戦が増えた印象。ロシアの試合がラストファイトとなった。生涯戦績は28戦21勝14KO4敗3分。石井会長によると、今後はボクシングを離れ、後援会関係の会社で第2の人生をスタートさせるという。



村田諒太が強化合宿、エンダム再戦に向け追い込む

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  10月22日両国国技館でWBA世界ミドル級正規王者アッサン・エンダム(仏)との再戦に臨む同級1位の村田諒太(帝拳)が7日から千葉・成田のゴルフ場で走り込み合宿を行っている。11日はメディアにトレーニングが公開された。

「かなりハードに過ごしています」。これが村田の第一声だった。帯同の中村正彦コーチに「前回のキャンプで(エンダムに)勝てなかったんだから、今回はさらにきついぞ」と言われてスタートした合宿。連日、午前5時と午後4時から体力強化のメニューをこなしている。

 村田が「精神的につらくなる」とこぼすほどのキツさだが、それでも今回のキャンプが打倒エンダムに向けて大きな自信となるのは間違いない。アップダウンのコースを走りながら苦しい時には「リマッチに勝つんだ」と強く思い、前に足を運んでいる。「このキャンプがスタートです」と村田。14日に切り上げ、ジムワークに入ればエンダム対策にも着手するという。

 また今回のキャンプには元2階級制覇王者の粟生隆寛も同行している。振り返れば粟生も世界初挑戦はダウンを奪いながらタイトルを獲り逃したが、ダイレクトリマッチで見事雪辱をはたした。「そういう共通点もありますし、発破をかけてくれます」と、村田はゲンのいい先輩の存在をありがたがっていた。


亀海喜寛と対戦のコット、12.2レミューと最終戦?

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 26日(日本時間27日)米カリフォルニア・カーソンで亀海喜寛(帝拳=写真)とWBO世界S・ウェルター級王座決定戦を行う4階級制覇王者ミゲール・コット(プエルトリコ=36)が次戦に関してプランを明かした。それによると亀海戦で勝利を飾り、負傷や深いダメージを負わなければ、12月2日ニューヨークで前IBFミドル級王者のデビッド・レミュー(カナダ)と対戦する可能性があるという。リング誌のホームページが伝えた。

 コット(40勝33KO5敗)は先日、今年中に現役を退くと発言。その時、亀海戦がラストファイトになるかは言及しなかった。亀海戦の会見と同時にGBPとの契約を発表したコットは、同プロモーション傘下のレミュー(38勝33KO3敗)であれば、交渉が比較的スムーズに運ぶと思われる。

 また、プエルトリコ移民が多いニューヨークはコットの本拠地と呼べる土地で、マジソンスクエアガーデンをはじめ、タイトル戦を何度も開催。常に満員のファンを集めてきた。その強打で地元カナダや米東部で人気があるレミューとの対戦はビッグネームの引退試合として、締結すれば話題となりそうだ。


川口裕vs坂本英生、大阪のランカー対決はドロー

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 グリーンツダジム主催の「第12回クラッシュボクシング」は11日、大阪府枚方市の市立総合体育館で開かれ、メインのS・バンタム級8回戦は、元OPBFバンタム級王者で日本同級5位、川口裕(グリーンツダ)が同級11位の坂本英生(フジタ)と三者三様の引き分けに終わった。セミのウェルター級8回戦は、枚方市出身の日本同級4位、矢田良太(グリーンツダ)の強打がさく裂、タイ人選手に1回にKO勝ちを飾った。

 アンダーカードの女子ミニ・フライ級6回戦は、現役女子高校生の小村楓香(グリーンツダ)が1回、一村更紗(堺東ミツキ)に右ショートストレートを決めてダウンを奪ったものの、詰めきれず3-0の判定勝ちでデビュー以来5連勝2KOをマーク。年内に後楽園ホールで予定される初代同級王者決定戦で、こちらも無敗の矢吹純(協栄)と対戦することになった。

◇S・バンタム級8回戦
川口裕(グリーンツダ)[1-1(77-76、76-77、76-76)]坂本英生(フジタ)
 立ち上がりは川口のペース。1回、右ストレートをヒットして、坂本の左目上を切り裂いた。2回にもパンチの交換で川口の左フックがヒット、ボディパンチも決まった。坂本はジャブを受けながらもしつように前進を続けて、右フックを合わせ、川口を脅かせた。

 4回、坂本は川口をロープ際に追い込み、右アッパーをヒット。これを境に川口の攻勢がストップ。川口は後退するシーンが多くなり、急激に手数が少なくなった。勢いづく坂本はボディからの上下の打ち分けでポイントを重ねて、前半の劣勢を挽回。8回は終始攻めたものの、川口がなんとかクリンチでしのいだ。川口は4回に受けたアッパーでアゴの骨を痛めていたようで、ランカー対決はドロー採点となった。川口は26勝13KO8敗1分、坂本は17勝5KO4敗4分。

◇ウェルター級8回戦
矢田良太(グリーンツダ)[KO2回1分34秒]デンヤーソー・シットクルーマック(タイ)

◇ライト級8回戦
前田紘希(グリーンツダ)[引き分け1-1(77-76、76-77、77-77)〕山口祥吾(唯心)

◇女子ミニ・フライ級6回戦
小村楓香(グリーンツダ)[3-0(58-55、59-55×2)]一村更紗(堺東ミツキ)

◇51.3キロ6回戦
那須亮祐(グリーンツダ)[引き分け1-1(58-56、57-58、58-58)]多田雅(TI山形)


2階級制覇狙うジャック、8.26クレバーリーに挑戦

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 ラスベガスで26日(日本時間27日)挙行される元最強ボクサー、フロイド・メイウェザー(米)vs総合格闘技UFCの王者コナー・マクレガー(アイルランド)のボクシング試合12回戦のアンダーカードで、2つ目のタイトルマッチが組まれた。WBA世界L・ヘビー級“レギュラー”王者ネイザン・クレバーリー(英)にWBC世界S・ミドル級王者を返上したバドゥ・ジャック(スウェーデン=写真)が挑む。このクラスのWBAユニファイド(統一)王者にはアンドレ・ウォード(米)が君臨している。

 アフリカ人の血を受け継ぎ、スウェーデン出身でラスベガス在住のジャック(33)は今年1月、IBF世界S・ミドル級王者ジェームズ・デゲール(英)と2冠統一戦を行い、分のいいドロー。ほどなくしてWBCを返上し、L・ヘビー級進出を決意していた。調整試合をはさまず今回2階級制覇のチャンスが訪れた。

「今までトレーニングは体重を落とすことだったが、今は筋肉をつける練習をしているから自分の戦術が生かせる。厳しい試合になるだろうが、ベルトは彼のもとから離れ、ここラスベガスにもたらされる」(ジャック)

8.26メイウェザーvsマクレガー前座

 一方、初防衛戦となるクレバーリー(30)はWBO王座をセルゲイ・コバレフ(ロシア)に奪われてから浮き沈みのキャリアを経験。昨年ユルゲン・ブリーマー(ドイツ)に敵地で競り勝って2度目の王座を手にした。

「ラスベガスのビッグイベントでファイトできることがうれしい。これまでの私のキャリアで最大のファイト。8月26日、私はバドゥ・ジャックをコテンパンに痛めつける」(クレバーリー)

 なお、ジャックが返上した王座は2代前の王者アンソニー・ディレル(米)とデビッド・ベナビデス(米)の間で決定戦がセットされたが、ディレルが練習で負傷。メキシコ系ホープ、ベナビデスはロナルド・ガブリエル(ルーマニア)を相手にする運びとなった。期日は9月8日と発表されているが、場所はまだ未定。


ガンボアあす再起戦、チャベス弟はモンテレー出場

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■フェザー級からライト級で暫定を含めて世界王者に就いたキューバ人ユリオルキス・ガンボアが明日12日(日本時間13日)メキシコ・カンクンに登場する。11日の計量には共同プロモーターGBPの幹部バーナード・ホプキンスも立ち会った。S・フェザー級とライト級中間の133ポンド契約の10回戦は、ガンボアと対戦相手のアレクシス“ベイビー”レイジェス(メキシコ)とも132.9ポンド(60.28キロ)でクリアした。ガンボアは5月、ロビンソン・カステジャノス(メキシコ)に7回TKO負け。GBPとの契約3戦目で再起を図る。Photo/BoxingScene.com

■メキシコのモンテレーに明日12日、チャベス兄弟の次男オマール・チャべス(メキシコ)が出場。ロベルト“アメナサ”ガルシア(メキシコ)とWBCシルバー・ミドル級王座を争う。11日の計量で両者とのリミット4ポンドアンダーの156ポンド(70.56キロ)をマークした。チャベス(36勝24KO3敗1分)にとっては、長兄フリオ・セサール・チャベスJrがカネロ・アルバレスに完敗しており、今後のためにも負けられない一戦。米テキサス在住のガルシア(40勝24KO3敗)は以前アントニオ・マルガリートらと対戦したラフファイター。Photo/Zanfer promotions

■同じくモンテレーのリングでは、2月に日本で福原辰弥(本田フィットネス)とのWBOミニマム級暫定王座決定戦で敗れたモイセス・カジェロス(メキシコ)も登場、元IBF王者マリオ・ロドリゲス(メキシコ)と10回戦で再起を目指す計量で両者ともL・フライ級リミット108ポンド(48.97キロ)を計測した。


山中慎介「ネリは理想の身長」ヒゲ標的にKO狙う

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 島津アリーナ京都で15日ゴングとなるWBC世界バンタム級タイトルマッチの予備検診が12日、都内のホテルグランドパレスで行われ、13度目の防衛を目指すチャンピオンの山中慎介(帝拳)と、挑戦者1位のルイス・ネリ(メキシコ)がそろって出席した。両選手は同日夕、決戦の地となる京都に入る。

 これが14度目の世界戦となる山中はいつも通り落ち着いた表情。体調はすこぶるいいようで、「自分でほめたいくらいいい状態。今朝も走りたかったけど、休むと決めていたので休んだ」。減量も順調で「リミットに近づくにつれて元気になっている。感覚がマヒしているのかもしれませんけど」と報道陣を笑わせる余裕もあった。

山中「自分でほめたいくらい状態はいい」

 初対面のネリについては立派なヒゲに着目。「(肌と)色が分かれているので狙いやすいと思った」。ヒゲが的になってパンチを打ちやすいという意味で、14年11月にWBC世界S・フェザー級王者だった三浦隆司がエドガル・プエルタ(メキシコ)と対戦する際、「タトゥーが的になる」と語っていたのと同じだ。このとき三浦は6回TKO勝ちで、3度目の防衛に成功した。

 身長は山中が170センチ、ネリが165センチで、これも「最もやりやすい高さ」と大和トレーナーと納得顔。必殺の左ストレートは高すぎても低すぎても打ちにくいため、これくらいが理想の高さというわけだ。

ネリは東京ドームでリラックス

 一方のネリは来日以降、トレーニングの合間に、東京ドームでジェットコースターに乗り、映画の見てぜひ訪れたかったという渋谷のハチ公像を見物するなど、こちらもリラックスして最終調整をしている。

 身長差について「山中がもっと大きいと思っていたので、やりやすいと感じた。これまでもっと長身の選手と対戦してきた」とこちらも山中との体格比較には自信。ヒゲに深い意味はないというものの、美容室で週1度の手入れを欠かしておらず、大事なトレードマークは試合でもしっかり守るつもりだ。主な検診結果は以下の通り。

    山中    ネリ
身 長 170.0cm  165.0cm
頸 周 36.0cm   37.0cm
胸 囲 88.0cm   91.0cm
リーチ 174.0cm  167.0cm
視 力 左1.2右1.2 左1.5右1.5


秋田屋がOPBF女子アトム級V1、ランカー丸岡敗れる

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 創立20周年を迎えたワイルドビートジム主催の「第7回ボクシングビート」は12日、大阪府豊中市の豊中ローズ文化ホールで開かれ、メインのOPBF女子アトム級タイトルマッチ8回戦は、チャンピオンの秋田屋まさえ(39=ワイルドビート)が挑戦者の同級5位、荒瀬あかり(35=ヨシヤマ)を6回負傷判定で下し、初防衛に成功した。

 セミのS・ライト級8回戦は、日本同級7位、丸岡裕太(尼崎亀谷)がタイ人選手のパンチで右目がふさがり4回負傷TKO負けを喫した。アンダーカードのバンタム級8回戦はOPBF同級11位の荒木哲(斉藤)が5連勝をマーク。62キロ8回戦は、中野和也(花形)が橋本拓也(ワイルドビート)と2回にダウンの奪い合う熱戦を制し、TKOで2年ぶりの勝利を飾った。

◇OPBF女子アトム級タイトルマッチ
秋田屋まさえ(ワイルドビート)[6回1分27秒負傷判定3-0(58-57×2、58-56)]荒瀬あかり(ヨシヤマ)
 キャリア優位の秋田屋はワンツー主体に組み立て、ボディを狙いにくる荒瀬に右ストレートをヒットする立ち上がり。2回、荒瀬は強引に飛び込んで連打、秋田屋の上体をのけぞらせた。しかし、細かいパンチは秋田屋が一枚上で、荒瀬の前進を阻んだ。4回の公開採点では三者が2ポイント秋田屋有利とした。

荒瀬は後半追い上げるも無念

 ここから荒瀬が猛反撃に転じるも、秋田屋が連打を許さない。6回に荒瀬が飛び込んだところで偶然のバッティング。秋田屋の右目上がカット、出血したためドクターチェック。試合が再開されたが、出血が止まらず、2度目のチェックで試合がストップされた。荒瀬にとっては逆転を狙えただけに、惜しい負傷判定となった。初防衛の秋田屋は12勝4KO6敗2分、タイトル初挑戦が実らなかった荒瀬は5勝1KO4敗。

日本7位の丸岡裕太はタイ人選手に不覚

◇S・ライト級8回戦
デットアナン・ロンリアンギラーコラート(タイ)[負傷TKO4回1分27秒]丸岡裕太(尼崎亀谷)

◇バンタム級8回戦
荒木哲(斉藤)[3-0(79-73×3)]神之浦博(真正)

◇62キロ8回戦
中野和也(花形)[TKO2回2分40秒]橋本拓也(ワイルドビート)



V13戦あと2日、山中「一瞬で決まるかもしれない」

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  WBC世界バンタム級タイトルマッチ(15日・島津アリーナ京都)の調印式が13日、京都市内のホテルで催され、チャンピオン山中慎介(帝拳)と1位挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)ともに必勝を宣言した。

 決戦の地京都に入った山中は「さらに気持ちが引き締まりました」と精悍な顔つきで語った。「京都では10度目の防衛戦(対リボリオ・ソリス)、そして今度のV13戦と、大事な試合で戦っています。うれしいし、縁を感じます」。ソリス戦はダウン応酬の末判定勝ちだったが、「記録のかかる試合をKOで飾ることができれば喜んでいただけると思う」とチャンピオンは承知している。

 一方のネリも相変わらず不敵。「国を出てチャンピオンシップを戦うのだから、自分の 戦いをしなければならない」と自身のスタイルを信頼している。つまり「手数を多く、前に出る。1ラウンド目から強い圧力をかけていく」ということだ。

浜田代表「長い試合にならない」

 そんな両者が激突するのだから、あさっての大一番は「長い試合にならない」(浜田剛史・帝拳代表)というスリリングな展開が予想される。山中も「一瞬で決まるかもしれませんので、しっかりと見ておいてほしい」と予告している。

 また山中─ネリ戦のオフィシャルは以下の通り発表された。レフェリー=マイク・グリフィン(カナダ)/ジャッジ=ジョエル・スコビー(カナダ)、デビッド・サザーランド、オレン・シェレンバーガー(ともにアメリカ)。グローブは日本製が使用される。


ガンボア減点3で辛勝、ロドリゲス比嘉挑戦に名乗り

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  メキシコのカンクンに登場した元世界王者で五輪金メダリストのユリオスキス・ガンボア(キューバ)がアレクシス・レイジェス(メキシコ)に2-0判定勝利(95-94×2、94-94)を収めた。

 5月にロビンソン・カステジャノスに敗れてからの再起戦となるガンボアは、断続的にプレスをかけるが、バランスが悪く再三スリップダウンを繰り返す。カウントが入っても不思議ではない場面もあったが、オフィシャル・ノックダウンはなし。

ガンボア復活アピールできず

 試合は荒れ、主審はラビットパンチやヘッドバットで5、8、9ラウンド、ガンボアに減点を科す。レイジェスがもっと攻勢をかけていれば、勝敗の行方はわからなかった。試合は133ポンド(60.32キロ)契約の10回戦として行われた。

元ミニマム級世界王者ロドリゲス勝利、比嘉への挑戦希望

 メイン格ではWBCフライ級2位フランシスコ“チワス”ロドリゲス(メキシコ)がエリアス・ホアキノ(フィリピン)に7回2分33秒KO勝ち。3回に左ボディーで倒し、最後は同じパンチでフルカウントを聞かせた。元WBO&IBF世界ミニマム級王者ロドリゲスはフライ級あるいはS・フライ級で再度世界を目指す。WBC王者比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)挑戦を希望する。

 また女子のWBCヘビー級タイトルマッチはV2戦となったアレハンドラ・ヒメネス(メキシコ)が挑戦者バネッサ・レペイジ(カナダ)に3回1分20秒TKO勝ちで防衛。

チャベス弟いいところなく判定負け

 一方メキシコ・モンテレーで挙行されたWBCミドル級シルバー王座決定戦は、ロバート“アメナサ”ガルシア(メキシコ=米)がオマール“ビジネスマン”チャベス(メキシコ)に10回3-0判定勝ち。スコアは97-92、06-93×2でガルシア。2回に低打で減点されたガルシアだが、手数でチャベスを圧倒。チャベスは3回を除き、ほぼワンサイドに打たれるままだった。


全日本UJ王座決定戦、大阪で小中学生が熱戦

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 日本ボクシング連盟主催の第4回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦が13日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第2競技場で開かれた。2020年の東京オリンピックに向けた強化事業で、全国各地の予選を勝ち抜いた小学生、中学生の男女が2分3ラウンドで競い合った。結果は以下の通り(左側が勝者)。

<小学生女子>
38キロ 及川美来(東京・高島二)=認定

36キロ 三井来那(奈良・大成)=認定

<小学生男子>
34キロ 中山鉱一(福岡・美和台)3-0 上村和己(愛知・小信中島)

38キロ 藤本勇利(大阪・西生野)3-0 山本愛翔(石川・天神山)

42キロ 吉住将丈(福岡・室見)RSC3回40秒 新井千喜(埼玉・新宿)

46キロ 轟優平(福岡・那珂南)RSC1回1分34秒 中村拳凰(東京・北原)

50キロ 黄木仙(神奈川・秦野南)RSC1回49秒 冨田弥(山口・門倉)

<中学生女子>
40キロ 加藤光(奈良・香芝)RSC1回1分9秒 小林澪羅(群馬・大泉北)

44キロ 西中結菜(大阪・美原西)RSC2回27秒 仲田幸希七(山梨・上条)

48キロ 篠原光(東京・山口)RSC3回40秒 岸本有彩(沖縄・東江)

52キロ 今永結(大阪・長野)2-1 小川葵(岐阜・穂積)

56キロ 小池夏実(東京・東大和四)RSC2回51秒 佐伯亜海(熊本・大矢野)

<中学生男子>
36キロ 金谷成留(宮崎・日章学園)3-0  阿部廉真(福島・平野)

40キロ 成上聖斗(宮崎・日章学園)2-1 近藤佑哉(愛知・岐阜聖徳学園付)

44キロ 吉良大弥(京都・門真二)RSC2回1分27秒 村口太陽(岩手・北上南)

48キロ 大杉兼心(三重・平田野)3-0 田河琉加(大阪・浪速)

52キロ 梶原嵐(広島・二葉)3-0 坂井涼(岐阜・大垣西)

56キロ 堤麗斗(千葉・椿森)RSC2回1分8秒 藤原仁太(大阪・忠岡)

60キロ 黒田丈二朗(広島・海田西)RSC3回1分41秒 墨亮多(愛知・羽島)

64キロ 弓削諒真(熊本・八代二)3-0 中島鉄人(三重・小俣)


ストロング小林TKO勝ち、秋月楓大は無傷の10連勝

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 六島ジム主催の「第1回夢はまだ遠くても…」は13日、大阪市住吉区民センターで開かれ、メインのバンタム級8回戦は、元ランカーでタイトル挑戦経験があるストロング小林佑樹(六島)と小澤サトシ(真正)に2回KO勝ちした。

 小林は2回、小澤をロープ際に追い込んで右フックを決めてダウンを奪った。小澤は立ち上がったものの足元がふらつき、陣営がタオルを投入、小林のKO勝ちとなった。小澤は立ち上がりボディにパンチを集めたが、スピードに欠け、小林に狙い撃ちされた。

 アンダーカードの53キロ8回戦で、大成ジム期待のWBCアジア・バンタム級王者でOPBF・S・フライ級10位、秋月楓大が33戦目のベテラン石橋俊(仲里)と対戦。秋月がスピードに乗った左右のパンチを繰り出して、石橋を圧倒。石橋もよく粘ったが、7回に左フックを浴びてロープ際に崩れ落ち、主審が試合を止めた。秋月は10戦10勝8KOで国内では4連勝3KO、日本人選手とは初の試合だった。

◇バンタム級8回戦
ストロング小林佑樹(六島)[KO2回1分52秒]小澤サトシ(真正)

◇49.5キロ8回戦
冨田大樹(堺東ミツキ)[3-0(80-70×2、80-71)]モハマッド・ソリミン(インドネシア)

◇S・バンタム級8回戦
鯱ドラゴンズ敬太(六島)[3-0(77-76×3)]此村勇(堺東ミツキ)

◇53キロ8回戦
秋月楓大(大成)[TKO7回17秒]石橋俊(仲里)

◇ライト級8回戦
脇田将士(堺東ミツキ)[3-0(78-75、79-72、78-74)]木村文祐(JM・加古川)


ネバダ殿堂 ハーンズ、モラレスらライバルが祝福

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 米国ネバダ・ボクシング殿堂の授賞式が12日(日本時間13日)ラスベガスのシーザース・パレス・ホテルで開催され、今年で5年目となるセレモニーではトーマス・ハーンズ、エリク・モラレス、マイケル・カーバハル、マイケル&レオンのスピンクス兄弟らが殿堂入りした。

 今回、非ネバダ州居住ボクサー部門ではハーンズ、モラレス、カーバハル、マイケル・スピンクスと、プロ無敗(17勝14KO)でキックボクシングでも負けなしの女子選手ルシア・レイカーが選出された。また35年前、自動車事故で王者のまま世を去ったサルバドール・サンチェスも殿堂入り。ネバダ州居住者部門ではレオン・スピンクス、ケン・ノートン(故人)、リッチー・サンドバルが選ばれた。

スピンスク兄弟、カーバハル、故ノートンも

 このうちハーンズ(58)は昨年、ニューヨーク・カナストータの国際ボクシング名誉の殿堂博物館で殿堂入り。この日は宿敵シュガー・レイ・レナードから祝辞を受けた。一方、昨年ネバダ殿堂入りしたマルコ・アントニオ・バレラが出席。かつてのライバル、モラレスを祝福する場面もあった。モラレスはメキシコ人としてフリオ・セサール・チャベス、リカルド・ロペス、バレラに続く授賞となった。

 ネバダ殿堂はスポーツ・キャスターのリック・マロッタが13年に創立。カナストータの殿堂に比べると認知度は低いが、少しずつ名声を獲得している。Photo/BoxingScene.com


山中慎介ついにあすV13戦、ネリは当日8キロ増!

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 あす島津アリーナ京都で挙行されるWBC世界バンタム級戦の計量が14日、京都市内のホテルで行われ、出場両選手が一発で合格した。チャンピオン山中慎介(帝拳)、1位挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)ともにリミット53.5キロだった。

山中「うまく調整できた」

「体が大きくはなっていますが、世界戦も14度目。うまく調整できました」。計量をパスした山中はそう語った。前日はポークステーキと温野菜を食べたといい、順調な仕上がりを思わせた。秤からおりると水分を摂り、「元気になるのが分かりますね」と回復を実感している様子。

ネリ「打ち終わりを狙う」

 一方のネリ。こちらも一度目で合格すると、フルーツやスポーツドリンクを次々に摂った。聞けば、あすの試合までに何と18ポンド(8.16キロ)も戻すという 。戻し過ぎではないかと思えるが、「これがいつも通りだ」とネリ。あらためて「山中の打ち終わりを狙って打つよ」と王座奪取を誓った。

 山中は勝てば37年前に具志堅用高氏が打ち立てた金字塔、世界タイトル防衛13度の日本記録と並ぶ。試合の模様は日本テレビ系列で19時56分から生放送。具志堅氏もゲスト解説でリングサイドに入る。


小浦翼、久田哲也らが最新WBCランキング入り

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 WBCが8月度ランキングを更新した。OPBF王座に就いた小浦翼(E&Jカシアス)が同級10位、日本L・フライ級王者の久田哲也(ハラダ)が同級10位にそれぞれランク入りした。久田はこれで4団体すべてでランク入り。

 ほかの日本勢は、大森将平(ウォズ)がバンタム級14位に、石本康隆(帝拳)がS・バンタム級15位に返り咲き。ともに引退を表明したS・フェザー級の2人の元世界王者、三浦隆司と内山高志はランキングから名前が消えた。

 月間最優秀選手はライト級正規王者のマイキー・ガルシア(米)。ガルシアは7月29日のS・ライト級12回戦で、元4階級制覇王者エイドリアン・ブローナー(米)に判定勝ち。WBCはガルシアにダイヤモンドベルトを贈った。三浦隆司を退けたS・フェザー級王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)が次点に選ばれた。



ロマチェンコ次戦、サリドとリゴンドウが候補

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 トップランク社のボブ・アラム氏は14日、傘下のWBO世界S・フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の次戦に言及し、対戦相手候補にオルランド・サリド(メキシコ)とギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)があがっていると明かした。現地メディアが報じた。試合は12月9日開催で、ESPNで全米に放送される放送される予定。

 元WBO世界フェザー級王者で現WBO・S・フェザー級1位にランクされるサリドは、ロマチェンコがプロ2戦目でキャリア唯一の黒星を喫した相手。ロマチェンコはかねて再戦を希望するも、これまでサリド側はオファーを拒否している。もし決まれば会場はロサンゼルス地域と報じられているが、交渉の行方は不透明だ。

 WBA世界S・バンタム級“スーパー”王者のリゴンドウはロマチェンコと同じく五輪金メダリスト。なかなか対戦相手に恵まれず、プロモーターとしても扱いずらい選手と言われる。今回はリゴンドウ本人が2階級上のロマチェンコに対戦を呼び掛けており、この試合がもし決まれば、会場はニューヨークのマジソンスクエアガーデンになる見通しだ。Photo/SUMIO YAMADA


ボクシング・ビート9月号は19日発売です

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  今月発売のボクシング・ビート9月号は本日15日、島津アリーナ京都でゴングとなるWBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介(帝拳)チャンピオンの13度目の防衛戦を掲載するため、通常より4日遅れの19日発売となります。

 具志堅用高氏が37年前に打ち立てたV13の金字塔に“神の左”山中は並ぶことができるのか。挑戦者1位ルイス・ネリ(メキシコ)との一戦は、ビート9月号で詳報するほか、本サイト、ツイッターでも情報を提供いたします。お楽しみください! ボクシング・編集部一同


山中慎介V13ならず、ネリの猛攻に4回TKO負け

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 WBC世界バンタム級タイトルマッチが15日、京都市の島津アリーナ京都で行われ、チャンピオンの山中慎介(帝拳)が挑戦者1位のルイス・ネリ(メキシコ)に4回2分29秒TKO負け。具志堅用高氏が1980年に打ち立てた世界タイトル防衛日本記録、13度防衛に37年ぶりに並ぶことはできなかった。

 山中は初回、ジャブをよく突いてネリの前進止め、ネリが打ち込んでくると足をつかってかわすスタイル。作戦通りの立ち上がりだ。ネリはガードを高く上げ、山中の左を警戒した。しかし、ネリも機を見て左右のフックをコンビネーションで打ち込むと、なかなかの迫力に会場が沸く。

 2回、山中が上下に左ストレートを打ち分け、浅いながらもネリの顔面をとらえるが、ネリの左フックが山中にヒット。さらに山中の打ち終わりに左を叩き込んだ。いいのをもらった山中が猛然と打ち返したところでゴングが鳴った。

 3回は山中のジャブが有効で、左も上下に打ち分けるが、ラウンド後半はネリが得意の連打で反撃。どちらのパンチがあたってもKO間違いなしといった雰囲気。ダメージを負っているのは山中のようにも見えた。

4回にネリが攻勢、最後はタオル投入

 迎えた4回、ネリがエンジンをふかして攻勢を強め、左フックがヒットすると、山中が大きくバランスを崩す。ネリがかさにかかって攻めると、追撃を被弾した山中はダウンしそうになりながら、何度か持ち返した。しかし、最後はロープに追い込まれ、ネリの連打にさらされると、大和心トレーナーがタオルを投げながらリングに飛び込み、山中を抱きしめた。

 涙を浮かべて観客にあいさつした山中は「慎介コール」を背に退場。プロ初黒星の山中は27勝19KO1敗2分。世界初挑戦でタイトル獲得のネリは24勝18KO無敗。

 34歳の山中は名門、南京都高(現・京都廣学館)で国体を制し、専修大をへて06年にプロデビュー。10年に日本バンタム級王座を獲得し、11年11月にクリスチャン・エスキベル(メキシコ)との王座決定戦を制して世界王者となった。以来、今年の3月まで5年4か月の間に12度の防衛に成功。世界戦13試合で9KO勝ちを導いた必殺の左ストレートは“神の左”と形容された。王座在位は5年9か月だった。

◇L・フライ級8回戦
堀川謙一(三迫)[3-0(78-74、80-74、80-72)]寺次孝有希(ミサイル工藤)
 WBOアジアパシフィックL・フライ級王者で、日本同級5位の堀川は4月、日本王者の久田哲也(ハラダ)に挑戦して敗れて以来のリング。序盤、小柄な寺次がよく動き、手数の出なかった堀川は4回にペースアップ。接近戦を織り交ぜてボディ攻撃で寺次を追い込んだ。堀川は終盤、寺次をダウン寸前まで追い込んだがKOはならなかった。37歳のベテラン堀川は33勝7KO15敗1分。寺次は7勝4KO14敗1分。

◇S・フェザー級8回戦
山口翔太(真正)[3-0(78-77、78-76、77-75)]伊藤弘一(黒崎KANAO)
 元日本ランカーの山口は右ストレート、左ボディのコンビネーションを放ち、伊藤も左ボディを力強く打ち込む滑り出し。ともに中間距離で手数を出し合う一戦は、山口が2回、パンチで伊藤の右目上部を出血させるなど押し気味に進める。その後も山口は右を打ち下ろし、伊藤も右、ボディを決めるという打撃戦が続き、パンチの精度で上回った山口に軍配が合が合った。山口は15勝8KO4敗。伊藤は11勝10KO56敗3分。


王座陥落の山中慎介「これだったらいけると…」

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 V13の偉業を逃した前WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)は15日、島津アリーナ京都の試合後、時折涙で声を詰まらせながら報道陣の質問に答えた。

 試合開始直後は「負けたこんなことを言うのはなんですけど、大したことない。これだったらいけると思った。ジャブもあたっていたし、左も狙いやすかった。距離も戦いやすかった」と3回までは好感触をつかんでいたと明かした。

 フィニッシュとなった4回については「そんなにもらっているつもりはなかったですし、大丈夫だったんですけど、セコンドを心配させてしまった」と足を止めて連打をもらったシーンを振り返った。

 コンディションはまったく問題なかったそうで、「みなさんの期待に応えられなかったのが申し訳ない」と目に涙を浮かべた。今後については「何も考えられない」。

 帝拳ジムの本田会長は「相手が前半速く、強いのは分かっていた。勝負は後半からと思っていた。山中のコンディションは万全だった」とコメント。進退については「本人次第」とした。


山中慎介「もう少し考えさせてください」進退保留

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 12度防衛したWBC世界バンタム級王座から陥落した前王者の山中慎介(帝拳)が試合から一夜明けた16日、京都市内のホテルで記者会見を開き、自らの進退について「もう少し考えさせてください」と語った。

 ルイス・ネリ(メキシコ)に4回TKO負けを喫した山中は前夜の試合を振り返り「ストップに関しては、映像を見返したら、効いている感覚はなかったけど、実際にバタバタしてましたし、トレーナーを責めるというのはもちろんないですし、ダメージはないんですけど…。朝までいろいろ考えました」と途切れがちに言葉を絞り出した。

いい内容で勝てば、V13を花道に引退を考えていた

 もし次に試合をするなら誰とやりたいか、と問われると「考えるのはネリだけですね。ほんと、自分の気持ちとしては納得いく勝ち方であれば、それでもういいかなと思っていた。それでもこういう内容になったので逆に悩んでいるところです」と具志堅用高氏に並ぶV13を花道に引退も考えていた事実を告白した。

 進退を考えるにあたっては「周りからみてどうかは分からないですけど、自分自身ではダメージはないつもりですし、身体に関しては大きなけがもなく、いけるのかなという気もしてますけど、ここ最近の試合内容は危なっかしいのもあった。そこは考えるところですね」と総合的に判断していくつもりだ。

続けるのであればダイレクトリマッチ

 帝拳ジムの本田明彦会長は「やるのであれば再戦しかない。ダイレクトリマッチでなければやらない」と話した。非公式な話として、ネリ陣営が再戦に応じる考えを示していることも明かした。

 一方で「気持ちが切れたならやらないほうがいい。やる可能性は低いんじゃないか」との見通しも。5年9か月にわたり王座を守ってきた山中がどのような結論を出すのか。本人は「何か月も引っぱることはない」と結論を長引かせない考えだ。

 なお日本テレビ系列で生中継された山中V13戦のテレビ視聴率は平均10.8%、瞬間最高で16.5%だった(数字はいずれも関東地区)。


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