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6日(日本時間7日)米ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催されたトップランク興行のセミで行われたWBC・S・フェザー級タイトルマッチは、挑戦者1位ロブソン・コンセイサン(ブラジル)が王者オシャキー・フォスター(米)に2-1判定勝ち。4度目の世界アタックを実らせてベルトを奪取した。
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試合はプレスをかけるコンセイサンにフォスターがディフェンススキルを活かしながら迎撃する展開で進行。前半はブラジルのボディー打ちなどアグレッシブさが勝ったように見えた。だがコンセイサンのアタックを空転させるフォスターは8回終了間際に右フックを決めるなどパンチの正確さで盛り返す。
10回にも右を浴びせたフォスターが押し切るかにも思えたが、ディフェンス重視の戦法は今一つアピール度に欠けた。ジャッジ1人は116-112でフォスターだったが、他の2者は116-112、115-113でコンセイサンを支持。王者が交代した。
勝利者アナウンスに涙を浮かべて歓喜したコンセイサンは19勝9KO2敗1分1無効試合。ぼう然とした表情を浮かべたフォスターは22勝12KO3敗。リマッチを切望した。Photos by Mikey Williams/Top Rank
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