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米ペンシルベニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで明日13日(日本時間14日)挙行されるIBFウェルター級タイトルマッチの計量が12日行われ、王者ジャロン・エニス(米)が146.4ポンド(66.41キロ)、挑戦者ダビド・アバネシアン(ロシア)がリミットの147ポンド(66.68キロ)を計測し無事に合格した。
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これまで31勝28KO無敗1無効試合のエニスはウェルター級④団体統一王者テレンス・クロフォード(米)がIBFタイトルをはく奪されたことで暫定王者から正規チャンピオンに昇格。次代のボクシング界を背負って立つエース格の一人と見られており、明日は勝利はもちろん凱旋防衛戦の試合内容が注目される。
当初エニスはコディ・クローリー(カナダ)との指名試合が組まれていたが、クローリーが眼検査でアウト。英国在住のロシア人アバネシアンが抜てきされた。
アバネシアン(30勝18KO4敗1分)は22年12月、クロフォードに挑戦して6回KO負けで敗退。しかし欧州ウェルター級王者時代には6連続KO勝ちをマークしておりパワーは侮れないものがある。
セミのWBC女子フェザー級タイトルマッチは、V1戦となるチャンピオンのスカイ・ニコルソン(豪州)、挑戦者ディアナ・バルガス(ドミニカ共和国)とも125.6ポンド(56.97キロ)をマークしリミットの126ポンドをクリアした。Photo by Melina Pizano & Amanda Westcott/Matchroom