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北海道札幌郊外のシャトレーゼガトーキングダムサッポロで14日開催された「HOKKAIDO NORTH FIGHT 2024」は地元北海道畠山ジム初の単独興行。メインのミニマム級8回戦は、同級8位の仲島辰郎(平仲BS)と同4位の伊佐春輔(川崎新田)がフルラウンドを戦って引き分けに終わった。
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直近の試合で現日本ミニマム級王者・高田勇仁に挑んで勝てなかった同士の「敗者復活戦」とも言える8回戦。初回いきなり右を飛ばすなど変則的なボクシングで自分のペースに持ち込もうとする伊佐に対し、こちらも珍しく立ち上がりから打ち気に出て応戦した仲島。
やや伊佐が優勢かと思われたが、仲島も最後まで手を出し続け、これがものを言って結果は引き分けに。1人は77ー75で伊佐の勝ちとしたが、残る2人のジャッジは76ー76としたため、多数決で引き分けとなった。
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仲島は谷口、重岡兄弟、そして高田と日本挑戦で4連敗後のこの日の試合だった。「まだ諦めていない」と5度目の挑戦に意欲を失っていない。戦績は11勝7KO5敗2分。一方の伊佐も13勝2KO6敗で、引き分けは2度目。
この日のフライ級6回戦では、沖縄出身の入稲福敬(平仲BS)が宮地龍喜(高崎)と途中までシーソーゲームのような展開だったが、4回に右ショートのワンパンチで宮地を強烈にキャンバスに沈め、主審はノーカウントでストップを宣告。入稲福は移籍第一戦を豪快に祝った。
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