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4団体統一王者 井上尚弥「触れさせない」 9.3元世界王者ドヘニーと防衛戦に決意表明

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 S・バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が16日、都内で開いた記者会見でWBO2位TJ・ドヘニー(オーストラリア)との防衛戦を発表。9月3日、有明アリーナでの決戦に向けて抱負を語った。

左から井上真吾トレーナー、井上尚弥、大橋会長

 大橋秀行会長によると、当初はWBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)の指名試合を考えていたが、グッドマン側の都合でこのプランが変更。大橋ジム興行でWBO-AP王座を獲得し、5月6日の東京ドーム興行で井上に挑戦したルイス・ネリ(メキシコ)でリザーブも務め、何より井上戦を熱望いていたドヘニーに白羽の矢が立った。

 井上(31=27勝24KO)はドヘニーについて、「自分がスパーリングをよくした中嶋(一輝)と(ジャフェスリー・)ラミドを倒している。本番で実力を発揮する選手だと感じている。一発を警戒しながら、一発も触れさせないボクシングをしたい」と決意を口にした。

 井上は5月6日の東京ドームに4万3000人を集め、元2階級制覇王者の“悪童”ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした。今回のドヘニーは物足りない相手なのでないか、との質問には「S・バンタム級が2年で6試合やるとして、6試合フルで東京ドームのような試合をするのは無理」と理解を求めつつ、「前みたいにモチベーションが落ちるということはないですよ」とも話した。

 サウスポーの強打者、“ザ・パワー”ドヘニー(37=26勝20KO4敗)は18年8月、後楽園ホールで岩佐亮佑からIBF・S・バンタム級王座を奪取。2度目の防衛戦でWBA王者ダニエル・ローマンとの統一戦に敗れてベルトを失った。連敗して低迷期もあったが、その後復活し、現在は3連続KO勝ちと波に乗っている。ドヘニーはこれまで岩佐、高橋竜平、中嶋と対日本人3連勝だ。

 会見に顔を見せたドヘニー陣営のマイク・アルティムラ氏によると、ドヘニーは岩佐を下したときと同じ米マサチューセッツ州で既にトレーニングキャンプに入っている。「オレは今までの井上の相手のように逃げ回ったりはしない」と強気に発言しており、井上から金星を挙げてただの元世界王者から伝説的な元王者として歴史に名を残そうと燃えているという。

 一方の井上も既にメキシコ人パートナー2人とスパーリングに入っており、来週にはジムで3日間の集中合宿も行う予定だ。井上は“勝ちにくる”ドヘニーを大歓迎し、「前に出てくると思うし、面白い試合になると思いますよ」と好試合を予告した。


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